ESAの地球観測衛星アイオロス性能確認終了
おたくま経済新聞 / 2018年2月17日 9時5分
アイオロスのイメージ図(画像:ESA)
2018年2月12日(現地時間)、ESA(欧州宇宙機関)の地球観測衛星アイオロス(Aeolus)がベルギーのリエージュでの性能確認試験に合格し、最終試験の行われるフランスのトゥールーズへと移動しました。
アイオロスは地球の風の状態を観測する、重量1.4トンの人工衛星。「アラジン」と呼ばれる紫外線レーザーと直径1.5mの望遠鏡を使った測定装置(ドップラーライダー)を使い、地球上の風速や吹いている高度などを測定します。得られたデータは天気予報に使われるほか、地球大気の構造や動きを詳しく調べるために利用されます。
ESAの地球観測衛星アイオロス(Copyright:Airbus2018)地球周回高度は320km。1日に地球を15周し、2時間ごとに測定データを送信します。同じ場所を通るのは7日に1度(111周回ごと)。つまり週ごとの風観測データが得られるという形になります。
アイオロスの観測イメージ(画像:ESA)アイオロスはトゥールーズでの最終試験をクリアしたのち、打ち上げ場所であるフランス領ギアナに移動し、今年の夏にベガロケットで打ち上げられる予定です。
Image:(c) Airbus 2018/ESA
(咲村珠樹)
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