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タタとボーイングの合弁企業がインドでAH-64Eアパッチの胴体を製造開始

おたくま経済新聞 / 2018年3月2日 18時5分

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AH-64E(Photo credit:Boeing photo)

 2018年3月1日(インド時間)、インドのタタとアメリカのボーイングとの合弁企業、タタ・ボーイング・エアロスペースは、インドのハイデラバードにある工場で攻撃ヘリコプターAH-64Eアパッチの胴体製造を開始すると発表しました。

 インド中南部、ハイデラバードにあるタタ・ボーイング・エアロスペースの工場は、1万4000平方メートル以上の敷地に350人の従業員が働いており、インドにおける重要な航空機産業拠点です。この発表記者会見に出席したインドの女性大臣、ニルマラ・シタラマン国防相は「タタとボーイングが手に手を取り、この防衛産業における『メイク・イン・インディア』(インドの産業振興におけるスローガン)の大きなステップを上ったことを心より祝福いたします。先進の防衛プラットフォーム製造と、世界的なサプライチェーンの中に参画するということは、インドの航空宇宙産業や地域経済の発展、雇用促進に寄与し、世界の輸出国へとなっていくことでしょう」と祝辞を述べています。

 タタとボーイングの対等な提携のもとに発足したタタ・ボーイング・エアロスペースは、2016年から工場建設を開始し、当初の予定通り完成しました。この工場で製造される最初のAH-64E胴体は、2018年中に出荷予定となっています。

 インド軍も2015年9月に22機のAH-64Eアパッチを発注しており、こちらの機体は2019年に引き渡しが始まる予定。もちろん、インド製の胴体ということになります。

Photo credit:Boeing photo

(咲村珠樹)

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