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歌舞伎トレイン地下を走る 都営浅草線新型車両を記念したWEB動画公開

おたくま経済新聞 / 2018年5月24日 17時49分

写真

電車と獅子の精が重なる

 2018年6月30日から、都営地下鉄浅草線(都営浅草線)に新型車両、5500形が登場します。浅草線では現行の5300形以来、20年ぶりの新型車両。それを記念して、歌舞伎とコラボした期間限定のWEB動画が公開されました。

 都営浅草線20年ぶりの新車となる5500形。外観は1976年に登場した5200形以来のステンレス車体となりました。正面の顔つきは、沿線に歌舞伎の殿堂である歌舞伎座(東銀座駅)や、若手の花形役者が出演する「浅草花形歌舞伎」を上演する浅草公会堂(浅草駅)、そして有名な「仮名手本忠臣蔵」で知られる赤穂四十七士の墓所がある泉岳寺(泉岳寺駅)と、歌舞伎とゆかりの深い路線ということから、歌舞伎の隈取をイメージした赤のラインが印象的です。

 車内も沿線にあふれる日本情緒を織り込んだデザイン。シートの模様は江戸小紋の柄を配した「寄せ小紋」、座席の仕切り板には江戸切子調の模様が入っています。車両間を仕切る透明な妻戸には、沿線に由来する文物のイラストが「ASAKUSA LINE」の文字とともに配されています。

 江戸の粋を感じさせる新型車両のイメージに合わせ、2018年5月23日から歌舞伎とコラボした期間限定の動画「KABUKI UNDERGROUND」がスペシャルサイトで公開されました。

 動画の始まりは夜の歌舞伎座。ひらひらと舞う胡蝶が、都営浅草線の東銀座駅(歌舞伎座と地下で直結)へと入っていきます。地下の空間では、少女の姿をした胡蝶の精が楽しげに舞っているではありませんか。


 するとその奥から、浅草線5500形がタイフォンの響きとともに姿を現します。赤い隈取をした顔つきが、いつしか中村壱太郎さん演じる獅子の精と重なっていきます。一瞬現れるバラの花は、都営浅草線のラインカラー、ローズを象徴するもの。

 獅子の精は新型車両5500形の登場を喜ぶかのように、勇壮な毛振りを見せます。獅子の精が歩みを進める姿と電車の姿が重なり、まるで歌舞伎役者が地下のトンネルを疾走しているかのよう。

 この撮影では、実際に電車の前で踊るという、非常に珍しい形がとられました。もちろん衣装や小道具は、実際の歌舞伎の舞台で使用されている本物。このため、質感なども非常に高いものとなっています。


 中村壱太郎さんは「都営浅草線の通っている東銀座駅は歌舞伎座に直結していることもあり、今回の新車両のPR動画のお話をいただいた時にはご縁を感じ大変に嬉しく思いました。まさか線路の上で踊るとは思ってもおらず驚きでしたが、歌舞伎の隈取りの化粧をイメージした新車両と勇壮な獅子の毛振りとのコラボレーションは迫力満点です」と、この撮影を振り返ってコメントしています。

 この5500形電車登場記念のWEB動画の公開は、2018年8月22日までの期間限定となっています。

情報提供:東京都交通局

(咲村珠樹)

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