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「孤独死のあった部屋」ミニチュア新作 「第5回エンディング産業展」で発表

おたくま経済新聞 / 2019年7月4日 11時11分

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画像提供:遺品整理クリーンサービス

 近年社会問題化している「孤独死」。その現状をよりリアルに再現した「孤独死のあった部屋」のミニチュアシリーズ新作が、8月に東京ビッグサイトで行われる葬儀・埋葬・供養の専門展「第5回エンディング産業展」で展示されます。

 「孤独死のあった部屋」ミニチュアは、株式会社ToDo-Companyが運営する「遺品整理クリーンサービス」が手がけるもの。孤独死の現場で、遺品を整理するなかで見えてきた実情をミニチュアという形で伝えることで、この問題について社会により目をむけてもらい、考えてもらうきっかけになればという思いで作られています。

【閲覧注意】
本稿の記事末尾には、見る人によってショックを感じる写真を掲載しています。閲覧にはご注意ください。なお、外部へ提供している記事の一部では本文画像は掲載されない仕様ですが、もしオリジナル記事を閲覧する場合には、併せてご注意ください。

 最初の作品は2017年に発表されました。テーマは孤独死のあった部屋の「浴槽」。浴槽には体液が漏れ出したとおもわれる真っ赤な液体が表現され、作品を通じて様々なことを世間に問いかけました。

 翌2018年に発表されたのは「ゴミ屋敷」。足の踏み場もないほどゴミであふれかえった室内など、想像を絶する場面がそこには表現されたのです。

 最前線で「孤独死」の現場を見守る遺品整理クリーンサービスは、この取り組みについて、「よりリアルに“孤独死”の現実を知り、なぜ?孤独死が起きてしまうメカニズムをわかりやすく伝えたい」としています。

 また、「孤独死」が悪いことのようにとらえられている現在の風潮についても問題提起しており、「住み慣れた町、便利に過ごせる最高の空間の家で最後を迎えたい人は少なくありません」と、孤独死してしまった人たちにも寄り添う考えを示しており、「孤独死」ではなく「自宅死」、とこの問題の呼び方についても提案。

 さらに、今後も避けられないであろう孤独死問題に具体的に対応する取り組みとして「家で最後を迎えたとしても早期発見し、保険で原状回復できるようなシステム作りが必要」と考え、孤独死のあった部屋の補償を保険でカバーする商品の開発を保険会社と協議・開発している最中だそうです。

 「いつ、だれが、どこで孤独死をするかわからない時代に備えるきっかけにしていただきたいと考えています」と語る同社。

 普段みることのない、孤独死の現場。「孤独死のあった部屋」ミニチュア新作は、2019年8月20日~22日に東京ビッグサイト(東京国際展示場)西2ホールで行われる「第5回エンディング産業展」にて展示。入場料は2000円ですが、WEBで事前登録すれば無料になります。




情報提供:遺品整理クリーンサービス

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