ポルトガル空軍 C-130後継機にエンブラエルKC-390を採用
おたくま経済新聞 / 2019年7月12日 15時0分
ポルトガル空軍が導入するKC-390(Image:Embraer)
ポルトガル空軍は、C-130輸送機の後継にエンブラエルのKC-390の採用を決定。2019年7月11日(現地時間)、閣僚理事会で5機分の予算が承認されました。導入は2023年からを予定しています。
ポルトガル空軍の戦術輸送機C-130Hは、1977年から導入が始まりました。現在C-130Hと、胴体延長型であるC-130H-30の2機種を第6空軍基地の第501飛行隊で運用しています。
初号機導入から40年以上が経過し、老朽化したC-130は後継機を選定する時期に来ていました。そして採用されたのが、ブラジルのエンブラエルが開発したジェット輸送機、KC-390だったのです。
閣僚理事会後の記者会見で、ポルトガルのクラビーニョ国防大臣は、C-130は数年先には耐用限界に達すると述べ、後継機の選定が急務であったことを強調しました。そして採用するKC-390については、双発ジェット輸送機だが、4発ターボプロップ機のC-130を超える航続距離があり、国際的な人道支援などに役立つと述べています。
また、物資輸送や空挺任務だけでなく、空中給油能力も最初から備えており、これまで以上に活用範囲が広がるとも述べました。KC-390の第1次導入分は5機。これに加えて訓練用のシミュレータや整備などのサポートも一体となっており、予算は総額2億2700万ユーロ(約277億2000万円)と発表されています。
ポルトガル政府によると、KC-390初号機の引き渡しは2023年2月を予定。その後は、年間1機のペースで引き渡しを受けるとのことです。
<出典・引用>
ポルトガル政府 ニュースリリース
Image:Embraer/ポルトガル政府
(咲村珠樹)
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