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台湾の新航空会社「STARLUX(星宇航空)」社長の操縦で運航開始 ラグジュアリーな体験を提供

おたくま経済新聞 / 2020年1月24日 10時46分

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STARLUX(星宇航空)のA321neo(Image:STARLUX)

 台湾の新しい航空会社STARLUX(星宇航空)が2020年1月23日(現地時間)、台北桃園空港~マカオ便を皮切りに運航を開始しました。初便となった桃園発マカオ行きの203便は、創業者の張国イ(火へんに韋)社長自らがパイロットを務めています。

 台湾の航空会社、エバー航空(EVA AIR)の創業者である張栄発氏の息子、張国イ氏が2017年4月に設立したSTARLUX(星宇航空)は、いわゆる一般的な格安航空会社(LCC)とは違い、ブランド名(STAR+LUX)に象徴されるように、ラグジュアリーな体験を提供することを目的とした航空会社。日本の航空会社に例えるならば、スターフライヤーのようなスタンスです。

 台北桃園空港を拠点とするSTARLUX。当初は台北とマカオ、ダナン(ベトナム)、ペナン島(マレーシア)、セブ島(フィリピン)を結ぶ路線を運航します。運航機材はエアバスA321neo。

 BMWのデザインチームとコラボしてデザインされたキャビンは、ビジネスクラス(8席)とエコノミークラス(180席)の2クラス構成となっています。ビジネスクラスのシートは、全長82インチ(約208cm)のフルフラットベッドにすることが可能。エコノミークラスのシートピッチも31インチ(約79cm)あります。機内安全ビデオは、SFの宇宙旅行をイメージした「STAR WONDERERS(星探者)」と題された3Dアニメーション仕立て。

 全席に液晶モニター(ビジネスクラス15.6インチ/エコノミークラス10.1インチ)がついており、様々な機内エンタテインメントが楽しめるほか、機内Wi-Fiサービスも提供されます。

 搭乗時には、スムース・ジャズのギタープレイヤー、ピーター・ホワイト氏によるウェルカムミュージックが流れ、潘雨晴氏が調合したフレグランスがほのかに香って機内のムードを高めます。機内食はミシュランガイドで星を獲得している料理店「LONGTAIL」の林明健(Lam Ming Kin)シェフ監修と、贅沢な空の旅が楽しめそうです。

 運航開始を受け、張国イ社長は「ついに運航開始の日を迎え、利用者の皆様に、私たちが3年もの間磨き上げてきたきめ細やかなサービスを提供することができます。新しい航空会社として、私たちは安全で質の高いサービスを提供することをお約束します。それと同時に、台湾政府やほかの航空会社とともに、台湾の航空業界をさらに発展させるため、あらゆる努力をするつもりです」とのコメントを発表しています。

 張社長は初便となった桃園発マカオ行きの203便(JX203)と、折り返しの204便(JX204)にパイロットとして乗務。張社長は、初めて受領した機材であるA321neoをドイツのハンブルクから台北まで移送するフェリーフライトも担当しており、看板パイロットとしての乗務も行います。

 現在のところ、STARLUXでは10機のA321neoのほか、長距離国際線用に12機のA350-1000と5機のA350-900を発注しており、全部で27機体制となる予定。離陸したばかりのSTARLUXは、どのような飛行を続けるでしょうか。

<出典・引用>
STARLUX(星宇航空) ニュースリリース
Image:Airbus/STARLUX

(咲村珠樹)

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