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ロシア軍のスナイパー競技大会 西部軍管区予選開催

おたくま経済新聞 / 2020年4月9日 16時41分

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ギリースーツを着用して狙撃態勢をとるロシア軍のスナイパー(Image:ロシア国防省)

 ロシアが夏に開催予定の軍事フォーラム「ARMY 2020」。見本市やシンポジウムのほか、各国の軍人が集まって戦技を“スポーツ”として競う競技会が実施されます。スナイパーの技量を競う「スナイパーライン」の西部軍管区予選が、4月8日(現地時間)に終了しました。

 ロシアがモスクワ近郊のクビンカで開催している、毎年恒例の総合軍事フォーラム「ARMY」は、防衛装備の展示会や防衛シンポジウム、そして軍人が戦技を“スポーツ”として競う競技会も実施されています。「戦車バイアスロン世界選手権」は最も知られていますが、航空機に関しては「Aviastar」、このほかにも歩兵戦闘や偵察など、兵科ごとの競技大会が存在します。

 スナイパー(狙撃兵)が技術を競う競技会は「スナイパーライン(スナイパスキー・ルービアシュ)」という名称で実施されています。これは通常、狙撃手と観測手の2名1組で競う個人戦と、1チーム4組ずつで競う団体戦、そして団体リレーの3種目に分かれています。これらの競技では、ハンドガンや小口径ライフル、大口径の対物ライフル、グレネードランチャーなど、種目ごとに最も適した小火器を使い分けます。

 個人戦では、バイアスロン、スタンドオフ射撃、防衛射撃、行動射撃、夜間射撃の5種目を実施。通常の狙撃任務では、狙撃手と観測手のペアのみで作戦行動をとるため、ペアのコンビネーションと問題解決能力が試される競技になっています。


 団体戦は4組のペアが1チームとなり、連携しての空中目標に対する射撃、連携しての目標発見・撃破、特殊射撃、直接照準できず互いの情報をもとに行う射撃、哨戒レースの5種目が実施されます。こちらでは狙撃小隊としての練度を試される種目が並んでいます。

 団体リレーは最終ステージとして実施されます。有刺鉄線や壁、煙幕、塹壕など30以上の障害物が設置されたコースをクリアしてタイムを競います。

 3つの競技でのポイントを総合して争われたレニングラード地区予選を制したのは、レニングラード地区警備訓練センター。第2位はモスクワ地区戦車隊警備訓練センター、第3位はサンクトペテルブルク総合訓練センターのチームとなっています。

 この上位3チームは、8月に開催が予定されている「ARMY 2020」の「スナイパーライン」世界選手権に、ロシア陸軍西部軍管区代表として出場することになっています。

<出典・引用>
ロシア国防省 ニュースリリース
Image:ロシア国防省

(咲村珠樹)

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