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息子に頼まれ機械設計師が3Dプリンターで「都庁」を作ってみた結果→驚き再現度の1/800ジオラマ完成

おたくま経済新聞 / 2020年8月2日 7時0分

写真

東京にゴジラ襲来!

 3次元上で作ったデジタルモデルを、現実世界で立体化してくれる3Dプリンター。「立体印刷機」とも呼ばれるこの機械で作られたものは、本物そっくりな仕上がりになるということで、SNS上では制作物が話題になることもしばしば。

 つい先日も3Dプリンターでの作品を使ったジオラマ風景を納めたシーンがTwitter上で話題になっていました。

 「父が3Dプリンターを買い、「なんか作ってやろうか」と言われたので、「都庁」と答えた結果がコチラです」

 そうパンチひよこさんがつぶやきながら、投稿したのは東京都庁。30年前の1990年12月に完成し、今では東京都の観光スポットとしても人気の建造物です。

 この東京都庁ですが、実は投稿の数週間前にパンチひよこさんのお父様から3Dプリンターを購入したと聞き、その際に何か作ってくれるという話になり、「ビルを作るなら都庁がいい」「作るとしたら大きすぎても邪魔になるし、30cmくらいがちょうどいい」と、答えたのがきっかけで今回のミニチュア都庁が制作されました。

 ちなみに、リクエストした数日後にはさっそく図案と材料を見せられて、そのまた数日後には完成品が出来たとのこと。制作にあたっては、Googleストリートビューや実際の都庁の写真を見ながら、実寸や窓の枚数などを確認して、13分割の組み立て式で制作したそうです。

 時間でいうと、データ作成に約20時間、出力に約50時間と時間換算ではほぼ丸3日、実際の日数では約3週間かけて作り上げたとのことなんですが、3Dプリンターに関してさして見識のない私にとっては、3週間という短期間で出来るものなのかと驚くばかり。都庁の屋上にあるヘリポートまで見事に再現されている徹底ぶりです。私も以前東京に行ったときに都庁に立ち寄ったこともありますが、実に本物そっくりの出来栄えです。

 そんな「1/800スケール東京都庁」ですが、パンチひよこさんはさっそくとばかりに、ウルトラマンやゴジラといった特撮作品に登場するような怪獣やヒーローのミニチュアを設置して撮影。

 実はパンチひよこさんは、アクションフィギュア「ウルトラアーツ」や「モンスターアーツ」などを用いて、撮影することを趣味にしている方。Twitterでは様々なキャラクターを使った「ジオラマ風景」を日々投稿しています。

 今回反響を呼んだ投稿でも、特撮作品「ゴジラシリーズ」の「ゴジラ」や「メカキングギドラ」、ヒーロー「ウルトラマンX(エックス)」が都庁をバックに登場する風景を撮影。実際の劇中さながらにインパクトのある光景は、パンチひよこさんがツイートの際に使用したハッシュタグの「#ちいさな巨大特撮」まさにそのものです。

 インパクト感とリアル感満載のツイートには、「お父上、グッジョブですな」「素晴らしいお父様と素晴らしい街並みですね」「言われて作れる父ちゃんの愛を感じる」「お父様何者ですか」と、そのクオリティもさながらお父様についての問い合わせが殺到。

 実はパンチひよこさんのお父様は、普段から工場の機械や遊園地のアトラクションといった、大型の機械設計を生業としているプロの設計士。依頼したパンチひよこさんも、何回も「適当でいいよ」と言ったそうなんですが、そこはプロ意識が許さなかったのだろうと推察できます。

 そんな“親子合作”で作り上げたこちらのジオラマ。これもひとつの親子愛の形ではないでしょうか。

父が3Dプリンターを買い、「何か作ってやろうか」と言われたので、「都庁」と答えた結果がコチラです。#ちいさな巨大特撮#モンスターアーツ#ウルトラアーツ pic.twitter.com/OKs0g02oDX

— パンチひよこ (@punchhiyoko) July 24, 2020

<記事化協力>
パンチひよこさん(@punchhiyoko

(向山純平)

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