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北陸富山で愛される「モーモー牛乳」のパッケージデザインが話題 つなげると1枚絵に

おたくま経済新聞 / 2020年9月18日 12時0分

写真

パッケージ面を繋ぎ合わせると大きな乳牛の一枚絵になるモーモー牛乳こととやま牛乳。

 様々な商品の「顔」と言える「パッケージデザイン」。商品の特徴を上手く表現し、なおかつ、消費者に手に取ってもらえるような見た目のインパクトも、ヒット商品になるためには必要不可欠。筆者も、パッケージに関する仕事をしていた頃がありましたが、この両輪を上手にかけ合わせるのはなかなか難しいものです。

 そんな中、とある牛乳のパッケージデザインについての投稿が、Twitter上で先日話題になりました。

 「ロシアのネコ牛乳とか佐渡のトキ牛乳とか可愛いパックの牛乳が流行っていたんで、富山のウシ牛乳を紹介します」

 そう自身のTwitterに投稿したのは、富山県南砺市在住の彫刻家にしおのりさん。にしおのりさんが投稿したのは、「とやまの牛乳」という、紙パック牛乳のパッケージの写真なのですが、このデザインが実に個性的。

 4本分のパッケージを並べると「大きな乳牛が小さな乳牛たちを振り返る」という一枚絵になっています。描かれている乳牛は「モーモーちゃん」といい、富山県富山市にある乳製品製造メーカー「とやまアルペン乳業株式会社」の公式マスコットキャラクターです。

 富山県では、とやまアルペン乳業社のトラックが県内一帯を走っているそうで、「乳」という文字のインパクトと、モーモーちゃんのイラストが施されたデザインにより、県内での認知度は高いとのこと。また、学校給食の牛乳にも採用されており「モーモーちゃんの牛乳」という愛称で広く親しまれています。

 にしおのりさんは、「モーモーちゃんの牛乳」愛飲者ということもり、ご自身のTwitterにてこの写真を紹介したところ大きな反響を呼びました。

 「これはかわいい」「素敵」「給食が懐かしいですね!」「中学時代の給食の牛乳はこれだった!」「懐小学生の頃よく繋げて遊んでましたわ」と、にしおのりさんのツイートのリプライ(返信)欄には、パッケージデザインの可愛らしさに加え、富山県出身者と思われる方の反応が多数。4万を超えるいいねが寄せられています。

 このように大きな反響となりましたが、メーカー側はどのように感じられたかも気になるところです。そこで編集部では、今回とやまアルペン乳業側にも取材の申し込みをし、お話を伺いました。

 取材に応じていただいた、とやまアルペン乳業株式会社社長の樋口俊幸さん(以下樋口さん)によると、「モーモーちゃんの牛乳」こと「とやま牛乳」は1999年の発売。

 今年で発売21年目を迎えるロングセラー商品とのことですが、今回のTwitterでの反響には大変驚いたそうです。話題となった、パッケージデザインについて聞くと、商品開発の際に「お客様に親しまれるデザインに」とおもい、選定したとのこと。

 ちなみに、マスコットキャラの「モーモーちゃん」は、オスという設定。雌牛を意味する「cow」から名前をとった「カウヒー」というコーヒー牛乳も姉妹商品として展開しているそうです。

 そんなモーモーちゃん牛乳ですが、この記事をお読みになった方で、「一度飲んでみたい!」とお思いになった方も多いのでは?樋口さんに富山県外での取り扱いについて聞いてみると、東京では日本橋にある「日本橋とやま館」で取り扱いがあるとのことでした。

ロシアのネコ牛乳とか
佐渡のトキ牛乳とか
可愛いパックの牛乳が流行っていたんで、
富山のウシ牛乳を紹介します。 pic.twitter.com/yv7b3lfgr6

— にしおのり (@NishiONori) September 3, 2020

ウシ牛乳が人気なので、
とやまアルペン乳業のトラックも紹介します。
 
乳 https://t.co/VWOnYsjdtr pic.twitter.com/hTHpCxa5vf

— にしおのり (@NishiONori) September 3, 2020

<取材協力>
にしおのりさん(@NishiONori)
とやまアルペン乳業株式会社

(向山純平)

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