アメリカ海兵隊 CH-53Kヘリコプターを追加発注
おたくま経済新聞 / 2020年11月1日 18時0分
組み立て中のCH-53K(Image:Lockheed Martin)
アメリカ海兵隊は2020年10月26日付で、海軍を通じシコルスキーにCH-53K輸送ヘリコプターを6機追加発注しました。発注総額は5億5037万2323ドル(約575億円)で、2024年7月までに全機が納入される契約となっており、これで24機が発注されたことになります。
シコルスキーのCH-53Kキングスタリオンは、老朽化したCH-53Eを置き換えるため、トータルで200機が発注される見込み。今回の発注分の6機は、第4次初期低能率生産(LRIP)に位置づけられます。
今回の発注について、アメリカ海兵隊の航空対潜・強襲・特殊任務プログラム事務局のグレッグ・マシエロ中将は「CH-53Kの信頼性に確信を持っていることの表われです。今回の発注により、調達コストをさらに低減できるよう、我々が努力していることもお分かりだと思います。CH-53Kの能力を手頃な価格で調達できることは、アメリカのみならず、同盟諸国にとっても重要なことです」とのコメントを発表しています。
CH-53Kの初期低能率生産分は、現在コネチカット州にあるシコルスキーの生産ラインで組み立て中。最初の機体は2021年9月にも納入される予定だといいます。
シコルスキーでCH-53Kプログラムを統括するビル・フォーク氏は「このCH-53Kの生産は、海兵隊における能力、技術、安全性、そして任務の柔軟性における新時代を拓くものです。シコルスキーは海兵隊の新しいヘリコプターにおける利益を最大化できるよう、協力していきます」とコメントしています。
フォーク氏によれば、CH-53Kのパイロット要員は実戦化に向け、安全かつコストパフォーマンスの良い最新の機器で訓練を行っているとのことです。
<出典・引用>
アメリカ国防総省 プレスリリース
ロッキード・マーティン ニュースリリース
Image:Lockheed Martin/USMC
(咲村珠樹)
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