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宮崎県沖で日米共同機雷戦・掃海特別訓練始まる

おたくま経済新聞 / 2020年11月22日 18時0分

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アメリカ海軍の掃海艦パトリオットと海上自衛隊の掃海艇えのしま(Image:U.S.Navy)

 宮崎県児湯郡川南町沖の日向灘で2020年11月18日より、日米共同機雷戦・掃海特別訓練が始まりました。日米共同掃海訓練は7月下旬に青森県の陸奥湾で実施されて以来で、海上自衛隊からは艦艇19隻とMCH-101ヘリコプター3機、アメリカ海軍からは掃海艦1隻が参加しています。

 日米共同機雷戦・掃海特別訓練(MINEX)は年に数回、海域を変えて実施されているもの。海水の成分や潮流など、異なる環境の中で訓練を行うことで、総合的な機雷戦・掃海能力の向上を目指します。

 訓練の拠点となる宮崎県日南市の油津港に集まったのは、海上自衛隊掃海隊群司令部幕僚長の吉田圭司1佐に率いられた艦艇19隻、第111航空隊のMCH-101輸送・掃海ヘリコプター3機と人員約1200名。アメリカ海軍からは、長崎県佐世保市に前方配置されている第7掃海隊所属の掃海艦パトリオット(MCM-7)と乗組員、そして水中処分員約10名です。

 宮崎県沖に広がる日向灘での日米共同機雷戦・掃海特別訓練は、今回で19回目。訓練では様々な種類の模擬機雷を使い、機雷の敷設のほか、無人掃海具やヘリコプターを使った掃海を実施します。


 また、水中処分員は潜水し、海底に仕掛けられた機雷や船体に吸着した機雷などを発見し、種類に応じた無力化の方法を訓練します。状況によっては視界が効かないこともあるので、様々なパターンを訓練するのは非常に大切です。

 機雷は、海賊行為や水上艦艇による実力行使と比較しコスト対効果が高いこともあり、海上封鎖の手段として使われやすく、掃海能力を高いレベルで維持しておくことは、特に海上交通や通商の安全を確保する意味で重要。日向灘での日米共同機雷戦・掃海特別訓練は、途中日向市の細島港で補給と休養を挟みつつ11月28日まで続きます。

<出典・引用>
海上自衛隊 プレスリリース
アメリカ海軍 プレスリリース
Image:U.S.Navy

(咲村珠樹)

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