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カタール航空ボーイング777Fを3機受領 貨物機30機体制で新型コロナウイルスワクチン輸送を強化

おたくま経済新聞 / 2021年1月5日 9時0分

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カタール航空が受領したボーイング777F(Image:カタール航空)

 カタール航空とボーイングは2020年1月1日、新たに3機のボーイング777F貨物機を受領したと発表しました。これはボーイングにとって、200機目の777F引き渡しでもあります。カタール航空の貨物機は30機となり、同社は世界最大級の貨物機運用航空会社として、新型コロナウイルスワクチンを各国へ輸送する体制を強化するとしています。

 ボーイング777Fは旅客機の777-200をベースにした貨物機で、およそ102トンの貨物積載能力を有しています。カタール航空ではこれまでに21機の777Fを運航しており、今回新たに「A7-BFV」「A7-BFW」「A7-BFX」の3機が加わりました。

 今回3機まとまっての受領に際し、カタール航空のアクバル・アル=バーキルCEOは「私たちは新型コロナウイルスのパンデミックという危機的な状況に際し、世界的規模の物流をサポートするため、市場に必要なだけの能力を提供しています。これら新しい貨物機を受領したことにより、物流業界における最大の懸案事項である新型コロナウイルスワクチン接種に関する輸送をサポートできるようになります」とのコメントを発表しています。

 ボーイングの民間セールス・マーケティング部門を統括するイサン・ムーニール副社長は「カタール航空の貨物部門はこの困難な時期において、人道支援の品々や医療品を必要とする人々へ届けてきました。そして私どもの777Fが、その活動を支えていることを誇りに思います。カタール航空との長年にわたるパートナーシップと、グローバルな航空貨物輸送のバックボーンとして、777Fを信頼していただいていることに深く感謝します」という談話を発表しました。

 ボーイングの予測によると、この新型コロナウイルスワクチンの輸送を含め、世界の航空貨物市場は今後20年間のうちに4%以上の成長が見込まれるとのこと。カタール航空では、今回の3機を加え24機のボーイング777Fのほか、2機のボーイング747-8F、4機のA330と30機の貨物専用機を保有するほか、6機のボーイング777-300ERを貨物輸送に充当し、各国のNGOと緊密に連携しながら25万トン以上もの医療物資や人道支援物資の輸送を実施しています。

<出典・引用>
カタール航空 プレスリリース
ボーイング ニュースリリース
Image:Boeing/カタール航空

(咲村珠樹)

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