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コロナ禍で結婚式に行きたくない人急増中!?あなたならどう断る?

おたくま経済新聞 / 2022年1月2日 15時0分

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コロナ禍で結婚式に行きたくない人急増中!?あなたならどう断る?

 新型コロナウィルス感染症が流行してから、大人数での会食だけでなく、家族での外食や旅行を今現在も自粛している人は少なくないのではないでしょうか?結婚式も例外ではありません。大人数で一堂に会する結婚式。場合によっては飛行機での移動や、宿泊が必要な人もいるかもしれません。

 結婚式自体をしない「ナシ婚」が流行っている現在ですが、一方で結婚式を挙げる人もたくさんいます。筆者は長年ウェディング業界に身を置いていますが、実際のところ、コロナの感染拡大が落ち着いた今、結婚式を挙げる人は徐々に増えてきています。

 「結婚式の招待状が届いたけれど、コロナ禍だし行きたくないな……」そんな人へ向けて、失礼にならない上手な断り方を考えてみました。

■ 結婚式に行きたくない理由

 上手な断り方の前に、まずは結婚式に参加したくない理由を考えていきましょう。

・新型コロナウィルスに感染したくない

 これが一番の理由ではないでしょうか?様々な場所から人が集まり、マスクを外して食事をする結婚式。感染対策をしっかりしているとはいえ、やはり一抹の不安は残ります。

 新郎新婦のことはお祝いしたいし、晴れ姿もすごく見たいけれど、結婚式に行くのを躊躇してしまう人も多いのではないでしょうか?

・職場で制限されている

 様々な職業の友人に聞いてみると、県外への外出や会食を制限されている人もいるようです。緊急事態宣言が解除された現在でも「県外への外出や大人数での会食はなるべくしてほしくない」といったムードが漂っている会社は少なくないようです。

 また、特に医療系や福祉系で働いている人は、感染した場合、濃厚接触者になった場合の影響が大きく、コロナが落ち着いた今でも、外出を控えている人は大勢います。

・コロナ禍に関係なく、結婚式に参列したくない

 結婚式自体が好きではない人、そんなに親しくないのに招待されてしまった人、ただただ行くのが面倒くさい人。理由は様々ですが、結婚式に行きたくない人は、実はコロナ前から存在しています。

 ゼクシィが2018年に発表した調査結果(※)によると、約半数もの女性が、招待された結婚式に行きたくないと思った経験があるそうです。お祝儀貧乏といった言葉もある通り、金銭面が理由で参列を断りたい人も多いようです。

・結婚式に参列したくないときの上手な断り方

 結婚式の参列を断るときに最も重要なのは、相手が嫌な気持ちにならないようにすること。たとえ嘘であっても、新郎新婦を傷つけない理由を考えましょう。

■ 理由1 職場で自粛要請が出ている

 職場から「県外への外出、大人数での会食の自粛」をお願いされているといった理由であれば、穏便に断ることができます。このとき、枕詞に「本当はすごく結婚式に行きたいけれど……」と添えることが大切です。

 自分はとてもお祝いしたいけれど、職場の決まりだから仕方なく欠席すると伝えることで、今後もスムーズな友好関係を築くことができるでしょう。

■ 理由2 他の予定と重なっている

 他の友人の結婚式や、子どもの学校の行事、どうしても外せない仕事の打ち合わせなど、他の予定と重なっていると伝えましょう。

 この理由の場合は、招待状が届いてから、なるべく早く欠席の連絡をすることが重要です。ギリギリになって伝えると「本当に予定があるのかな?」と思われてしまうかもしれません。

■ 理由3 やむを得ない事情があって……とぼかす

 結婚式では不祝儀な事柄は伝えてはいけないマナーがあります。例えば、欠席理由が身内の不幸や法事など、お祝いごとにふさわしくない場合は、理由を曖昧にして断るのが一般的です。そのため「やむを得ない事情があって」や「どうしても都合がつかず」は、失礼なようにも感じますが、結婚式においては珍しくない断り方です。

 「ご結婚おめでとうございます。〇〇さんの結婚式、とても参列したいのですが、当日はどうしても都合がつかず伺うことができません。お二人の末永いお幸せを心からお祈りしております」のように、二人へのお祝いの気持ちを添えて、丁寧に断りましょう。

■ 結婚式を欠席するなら早めに連絡を

 どんな理由があるにせよ、結婚式を欠席する場合はなるべく早めに連絡がおすすめです。結婚式の出欠席は招待状の返信ハガキの期日までに伝えるのがマナーですが、欠席の場合はできるだけ早く連絡します。

 新郎新婦からすると、新郎側と新婦側の人数割合の調整や、配席など、1人が欠席することによって変更しなければならないこともあります。もしかしたら代わりに人を呼ぶといった選択肢もあるかもしれません。そのため、期日ギリギリになっての欠席の連絡は避けましょう。
 
 とはいえ、身内に不幸があったときなど、結婚式直前に行けなくなることもありますよね。急な都合で行けなくなった場合は、期日を過ぎての連絡でも仕方がありません。ただ、連絡するタイミングによっては、料理や引出物の手配が済んでしまっている可能性もあります。急な欠席の場合は、後日お祝いの席を設け、ご祝儀を包んで渡すことをオススメします。ご祝儀の相場は、結婚式に参加した場合に包む予定だった半額~3分の1程度。直接会えない場合は、カタログギフトなどをご祝儀の代わりに贈ると良いでしょう。

 また、出席連絡後に身内に不幸があり、喪中になってしまった場合。喪中に結婚式に参列しても良いかは悩むところです。昔からの考え方を尊重すると、喪中の参列は遠慮したほうが無難。

 ただ、今の時代、そこまで気にする人は少ないように思います。もし、喪中のために欠席をするのであれば「やむを得ない事情」を理由に丁寧にお断りしましょう。結婚式に参列したい場合は、喪中であることを新郎新婦に伝え、判断を委ねます。自分が良いと思っても、新郎新婦やそのご両親が気にすることもあるかもしれません。お祝いごとに水を差す内容にはなりますが、喪中であることは事前に伝え、出席の了承を得てから参列しましょう。

 結婚式を欠席してもこれからもお付き合いのある大切な人であることに変わりはありません。今後も良い関係が築けるよう、お祝いの言葉とともに、丁寧に心を込めて断りましょう。

<参考>
(※)ゼクシィ「招待されたけど行きたくない…そんな結婚式って?」

【一柳ひとみ:筆者プロフィール】
都心にあるシティホテルで、サービススタッフ、宴会担当や婚礼担当(ウエディングプランナー)として、10年以上勤務。現在は保育士として働きつつ、臨時で結婚式の仕事やライター業も行っている。
プライベートでは3児の子をもつ母。

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