猫を祀る神社が鹿児島の観光名所「仙厳園」内にあるらしい 「猫神社」参拝レポ
おたくま経済新聞 / 2023年1月23日 9時46分
猫を祀る神社が鹿児島の観光名所「仙厳園」内にあるらしい 「猫神社」参拝レポ
世界文化遺産にも登録された「反射炉跡」があることで有名な、鹿児島の観光名所「仙厳園(せんがんえん)」。
かつて島津家第19代当主・光久公が別邸として建設したとされるその敷地内に、国内でも数少ない猫の神様を祀った神社があることをご存じでしょうか。
鹿児島と猫に、いったいどんな関係が?と疑問に感じるでしょうが、実は島津家と猫には深い関わりがあるのです。
かつて島津家第17代当主・義弘公は文禄・慶長の役の際、7匹の猫をつれていきました。猫の瞳孔の開き具合を元に時刻を知るためだったと言われています。その後無事に生還した2匹の猫が、神様として神社に祀られています。
この為、猫神様は「時の神様」とも呼ばれ、百日咳にもご利益があると言われているんですよ。
「猫神社」と呼ばれるその場所は、仙厳園の主たる見どころである「御殿」の裏に位置しています。
「錫門」をくぐり抜け、右手に桜島を眺めつつ、「石階段」「曲水の庭」と園内順路を進み、「江南竹林」を過ぎたところに、木製の小さな鳥居が見えてきます。
奥に石碑を構え、両側に石灯篭が置かれたこの場所こそが「猫神社」。順路上にはあるのですが、うっかりしているとスルーしてしまいそうなほど、小さくこじんまりとしています。
猫の神様を祀っているだけあり、賽銭箱の大きさもなんともかわいらしい猫サイズ。背後の石碑には、缶詰や猫の置き物が供えられており、鳥居の近くにはたくさんの猫神絵馬が奉納されていました。
そのほとんどが猫の健康を祈願するものや、虹の橋を渡った猫へのメッセージ。あまり目立たない場所でありながら、いかに多くの愛猫家が参拝に訪れているかが良く分かります。
筆者も早速手水で身と心を清め、お賽銭を入れて、二礼二拍手一礼。
私は今でこそ猫を飼ってはいませんが、実家で暮らしていた幼少時から成人ごろまで、愛猫と生活を共にしていました。
きっと今も空の上から見守ってくれているであろうことに感謝の気持ちを述べると共に、少しだけ昔の暮らしに思いを馳せると、なんだかかつての愛猫たちがそこに来てくれたような気がして、とても懐かしく、すがすがしい気持ちになれました。
神社の隣には、猫関連のグッズを取り扱う売店があり、ここで絵馬を購入することが出来ます。
その他、猫神守護のお札や、お守り、御朱印帳などの取り扱いもあるなど、まさに猫愛好家にとってはたまらないスポット。鹿児島を訪れた際は、ぜひ仙厳園・猫神社も参拝してみてはいかがでしょうか。※売店内撮影許可を得ています。
なお、2月22日猫の日には、大切な愛猫の健康と長寿を祈願する「愛猫長寿祈願祭」が開催されます。直接来園出来なくても、代理祈願として絵馬を奉納することが可能。仙厳園公式HPより2月12日まで申し込み受付中となっています。
<参考>
名勝 仙厳園公式HP
愛猫長寿祈願祭
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2023012302.html外部リンク
この記事に関連するニュース
-
金運がアップしそうな「埼玉県のパワースポット」ランキング! 2位「和銅採掘遺跡」、1位は?
オールアバウト / 2024年9月24日 11時50分
-
行ってみたい「埼玉県のパワースポット」ランキング! 2位「華厳の滝」「出雲大社 埼玉分院」、1位は?
オールアバウト / 2024年9月22日 13時20分
-
絵馬の絵馬・斎宮絵馬伝説にちなんだ絵馬を頒布いたします
PR TIMES / 2024年9月15日 12時15分
-
世にも珍しい天神様の立像がご祭神!? 札幌八幡宮にてランパンプスが合格祈願!
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年9月6日 15時0分
-
サッカーJ2レノファ山口のJ1昇格を後押し!山陽小野田市の商業施設に「昇格祈願神社」
KRY山口放送 / 2024年9月5日 20時6分
ランキング
-
1「抗生物質を牛乳と一緒に飲むのはNG」現役医師が明かす“薬と一緒に飲んではいけない”飲み物とは?「意識障害が起きる可能性も」
文春オンライン / 2024年9月27日 11時0分
-
2“魚”に寄生する「アニサキス」で激しい腹痛 酢&塩では死なず 調理時の注意点は?
オトナンサー / 2024年9月27日 20時10分
-
3「疲れたときにチョコレート」は危険すぎる…甘い物がほしいときに口にすべき"身近な食べ物の種類"
プレジデントオンライン / 2024年9月27日 15時15分
-
4ギャル曽根の「さつまいもの食べ方」が至福すぎる “調味料2つだけ”これは覚えたい
Sirabee / 2024年9月24日 4時30分
-
5どんな"勝ち組"でも威張れるのは65歳まで…和田秀樹が高齢者専門の病院で見た「孤独な老後を送る人」の特徴
プレジデントオンライン / 2024年9月27日 8時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください