「修正したから問題ないと思った」『妹ぱら2』不健全図書指定に対するKADOKAWA関係者の反応

おたぽる / 2014年5月13日 20時30分

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 2010年に改定された青少年健全育成条例の新基準を初めて適用し、不健全図書指定されることとなった『妹ぱらだいす!2~お兄ちゃんと5人の妹のも~っと!エッチしまくりな毎日~』(KADOKAWA)をめぐる騒動(http://otapol.jp/2014/05/post-923.html)。不健全図書指定の公示は今月16日に行われる予定だが、出版元であるKADOKAWAや出版業界の対行政の窓口でもある日本雑誌協会は、今のところ各社の取材に対してコメントしていない。「正式決定が16日なのに、その前にコメントするのは順番がおかしい」というのがその理由だ。そうした中、出版元関係者が匿名を条件に本サイトの取材に応じた。

 出版社内部では、新基準により不健全図書指定を受けたことに対して「甘い決定をしてしまった」という反応が大半を占めているという。

「単行本化に際して、雑誌掲載時よりも幾分か表現を弱めた部分もあります。なので、(18禁)マークはなしで出版しても問題ないと考えていました」(版元関係者)

 本サイト編集部でも雑誌掲載分は未見のため、比較検討は現時点でできていないが、同社としては修正の結果、性描写を抑えることができているので、18禁マークなしでも出版に問題はないと判断したという。まさか新基準を適用してくるとは、まったく考えになかったようだ。

「ちょっと迂闊だったのではないかというのが、社内の意見の大勢です」(同)

 また、2010年の都条例改定騒動の際、KADOKAWAが行なった対応と今回の不健全図書指定を関連づけて考える人々も一部に存在している。【編注:東京都らが主催する東京国際アニメフェア2011開催前に、マンガ出版社で構成されるコミック10社会が同イベントへの参加を拒否。角川書店とアニメ関連会社が、東京国際アニメフェア2011の開催予定日に被せる形で、アニメコンテンツエキスポの開催を表明した】こうした噂は関係者の耳にも当然入っているという。

「あの時は角川書店(当時)が東京国際アニメフェアを割って、アニメコンテンツエキスポを開催したわけですから。(不健全図書指定に)その影響があるのではないかという声は内外から聞いていますが......わかりません」(同)

 16日以降に、同社から具体的にどのようなアナウンスがあるのかを待ちたい。
(取材・文/昼間 たかし)

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