やっぱりオタクはパブリックエネミー。新潟女児殺害事件に「定番」のオタク報道が登場したけれど……

おたぽる / 2018年5月17日 1時0分

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 新潟市で女児が殺害され線路内に遺棄された陰惨な事件。14日夜、死体遺棄と損壊の疑いで小林遼容疑者(23)が逮捕され、さっそく「定番」の動きが始まっている。

 一部マスコミが最新情報として、容疑者がアニメやゲームを好んでいたという同級生のコメントを紹介。それに対して、ネットでは反発の声が広がっているのだ。

 この同級生のコメントを紹介したのはNHKの報道。15日23時時点でNHKニュースのページに動画と共に掲載されていた文章には、こう書かれている。

“小林容疑者の高校時代の同級生だという男性は「高校時代は3年間、同じクラスで、逮捕されたことに驚いている。当時はアニメが好きな友達と仲がよかった印象で、授業中にちゃかすなど幼いところがあった。ずっと市内の会社に勤めていると聞いているが、高校を卒業してからは会っていない」と話していました。”

 また、15日朝放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)では、高校時代の同級生による「ロリコンとかっていう言葉が一番共通認識の中ではわかりやすい」「世間一般でいう個性的、わかりやすくいうとオタク」という証言が紹介された。

 これに対してネットでは「容疑者にアニメ/オタク要素を盛り込みたいというNHKの強烈な意思」「また、マスコミのゲームバッシングが始まるよ」といった批判の声が集まっているのだ。

 2007年、最終話放送予定日前日に、京都府で少女が父親の首を斧で斬りつけ殺害する事件が発生。一部放送局が最終話の放送を中止するという被害にあったアニメ『School Days』の原作者・メイザーズぬまきち氏は語る。

「メディアではあまり漫画やアニメが原因と叩かれなかった座間殺害事件でさえも、うちのせいだと週刊誌に叩かれているので<またか!>という感じではありますが<中高生の頃、一度もアニメやゲームに触れていない者だけが石を投げなさい>でいいのではないでしょうか」

 一方で、こうした報道の正当性を主張する声もある。ある大手新聞社の記者は語る。

「多くの記者は警察の公式発表以外の部分で独自性を出そうとやっきになっています。同級生や近所の住人から証言を取るのも楽な作業じゃありません。そうした中で得られた、ある意味で貴重な同級生の証言を吟味もせずに取り上げたのでしょう。それは問題のある行為かも知れませんが、わずか一分に満たない放送内容に、過敏すぎやしませんか」

 なにか世間を騒がせる陰惨な事件が起こると、一部の焦った大手マスコミが事件の原因になりそうなものとしてマンガやアニメを取り上げ、それにオタクが反発するのは「定番」の現象だ。

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