サンライズ公認パロディの出来は!? 妙なこだわりを感じる『ガンダムさん』【第一話レビュー】

おたぽる / 2014年7月31日 2時0分

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――ジメジメ蒸し蒸し、鬱陶しい梅雨空と台風をスカッとアニメでぶっ飛ばせ! 7月より放映開始された2014夏の深夜アニメの第一話をレビューして、オススメ作品をコンセルジュする連載「深夜アニメ 闇夜の千本ノック」! ※放送日などは全国ネット及びTOKYO MXに準拠します。

【7日(月)編】

■『ガンダムさん』
第1話「赤いのが好き」

 原作:矢立肇・富野由悠季『機動戦士ガンダム』より、KADOKAWA刊・大和田秀樹作『機動戦士ガンダムさん』を、まんきゅう監督とアニメ制作・サンライズによりショートアニメ化。

『機動戦士ガンダム』テレビシリーズからのさまざまなエピソードを、小ネタを交えパロディ化するアニメ。

 ファーストガンダムの放映から35年を経て、バラエティ番組で「ガンダム芸人」のような特集が普通に組まれるなど、もはや一般人の間にも常識として広まっている"ガンダム"という存在。『Gのレコンギスタ』のような記念作品が作られる一方で、サンライズ自身がガンダムを公認パロディ化するアニメがついに現れました。

 監督を務めるまんきゅう氏は、『ぷちます!-プチ・アイドルマスター-』や『30歳の保健体育』などギャグやパロディ要素の強い作品を手がけてきただけにうってつけの人材かと思われます。

 第一回はほぼシャアとララアの夫婦漫才(?)に終始した作り。放映時間が3分であるためショートコント連発という感じですが、登場するモビルスーツは手描きでもCGでもなく、プラモデルを実写取り込みとして使用しているあたりに妙なこだわりを感じました。

 出演者はナレーターの古谷徹さん以外、オリジナルキャストとは全部変わっているのですが、特に小西克幸さんのシャアのモノマネ演技はかなりそれっぽくイケてる感じ。キャストの変更に関しては原点とパロディたる本作との間に一線を引く意味で必要な措置だと思いますが、どうせならナレーターは古谷さんではなく、非常に似た声の蒼月昇さんでも良かった気がしますね(笑)。

 ギャグアニメながらも、ここは何話のあのシーンのパロディ、ここはどこそこ......といちいち説明せずにもすむぐらい視聴者の共通認識が進んでいるガンダムはやはり凄いコンテンツなのだなあ、と改めて感じる作品でした。そうそう、エンディングの音頭などシャアがすぐ裸になりたがるのはよくわからないギャグだなあ、と思っていたのですが、全裸=フル・フロンタルというネタなのか! と本稿を書きながらいまさら気がついた筆者なのでした。

【こんな作品のファンにもオススメ】
『DD北斗の拳』『ケロロ軍曹』

(文/出口ナオト)

おたぽる

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