スペインのシンフォニックパワーメタルバンドDark Moorが結成14年目にして初来日!

おたぽる / 2013年11月21日 9時0分

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 アニメやマンガ、ゲームの音楽は疾走感があって歌メロがはっきりと存在するパワーメタルと相性がいい。主題歌がそのまんまパワーメタルだったり、パワーメタルとまでいかなくても限りなくそれに近い楽曲に仕上がっていることは多々ある。

 例えば美少女ゲームによく楽曲を提供する電気式華憐音楽集団はそのまんまパワーメタルだし、アニメであれば妖精帝国がそれに近い楽曲で主題歌を担当していたりする。アニメとメタルは世界観が近いのか、やたらとシンクロ率が高いのだ。

 何を隠そうおたぽる取材班の筆者は二次元好きではあるものの、生粋のメタラーでもある。Dark Moorが来日したとあれば行くしかない。ということで早速潜入取材を敢行した。

 会場は新宿にあるWild Side Tokyo。Wild Side Tokyoは先日もGus G.が1曲だけゲスト参加したNightrageが公演し箱であり、関東で数少ないメタル聖地の1つだ。会場に行くまで新宿2丁目を通り、ゲイ関連のショップなどを横目で見つつ、「Dark Moorのメンバーとかこの辺りだとモテモテなんじゃないかな」と想像しながらライヴハウスへ向かった。

 東京公演はソールドアウトということもあり、早めに現地を訪れたのだが、すでに熱狂的なファンが列をなしていた。日常生活ではマニアックなメタルファンになかなか出会えないのに、この大勢の人たちは普段どこに潜んでいるのだろうかと首をかしげたくなる。

 この日のライヴにはDark Moor以外に日本からDelegesu、Sincerity Green 、ANCIENT MYTH、韓国から Ishtarが参加した。トップバッターのDelegesuの演奏がスタートした頃で客入りは6割といったところか。しかし時間が経つにつれ、徐々に客足が増え、Dark Moorが始まる頃にはギュウギュウの超満員となった。(会場のスタッフに確認したところ、来場者数は軽く200名を超えていたとのこと)

 Dark Moorの公演が始まったときにはちょっとドラムとベースの音圧が弱いかもなと感じたものの、すぐに気にならなくなった。ボーカルのAlfred Romeroは絶好調。日本の熱狂的なメタルファンの大声援に応えるべく、見た目からは想像ができない美しいボイスで熱唱。スペインの"ビリー・シーン"ことMario Garciaは、すきがあればタッピングやら早弾きやら黒々しい音符を詰め込んでくる。見た目がブラックサバスのトニー・アイオミと完全に一致していてたEnrik Garciaも技巧派ギターリストではあるが、Mario Garciaの前ではややおとなしく見えてしまった。ドラマーのRoberto Cappaは終始派手なパフォーマンスはせずに安定したリズムを叩き、バンドのエンジンとなっていた。

 ボーカルの誕生日を祝ったり、弦楽器隊2人の超絶ソロがあったりと、盛りだくさんの90分だった。プレイした曲はアンコールを含め16曲。まさかのバースデーサプライズと、温かい日本のファンの声援に感動したAlfred Romeroはステージ上で男泣きを見せるシーンまであった。

 終演後、たまたま観客として会場を訪れていたドラゴンガーディアンの勇者アーサーにライヴの感想を求めると、「非常に満足できるライヴパフォーマンスとセットリストでした。ぼくはDark Moorを聴いて育ったと言ってもいいくらいなんです」と大満足な表情でコメントをくれた。
(文=Leoneko)

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