「堤真一さんて特殊な俳優さんですよね」某大手芸能事務所の新人募集オーディションでの絶望体験

おたぽる / 2014年8月24日 13時0分

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――"上京ドリーマー"だった元俳優が綴る、"舞台裏"で起こっていたあんな事やこんな事。

 皆さんこんにちは、古賀信義です。

 前回(http://otapol.jp/2014/07/post-1265.html)は簡単に自己紹介をさせていただきましたが、今回は舞台や映画、テレビに出演するために多くの俳優が通過しなければいけない"オーディション"について、書いていこうと思います。

 舞台や映画ではその作品ごとに、俳優を募集するためのオーディションを行う場合がありますが、芸能事務所もまた、"新人募集"という形でオーディションを行っています。

 あれは、僕が大学3年生の時です。同級生たちが就職活動をしている最中、俳優志望だった僕もインターネットを使って芸能事務所を調べました。そして、自分の出演した舞台のビデオと履歴書を同封し、20社ほど応募。すると、5~6社から「書類通過されましたので面接にお越し下さい」という案内が届きました。

 今回は、そのうちの1社のオーディションで、実際に体験した話をさせてください。

 面接当日、その会場に行くと、書類通過した人がめちゃくちゃ多かったことに驚きました。軽く、100人くらいはいたでしょうか。面接も個別というわけではなく、審査員が5人くらい座っていて、右から左へと順番に名前と趣味を言って終了。台本を読んだり、演技力のテストなどがあるものだと思っていましたが、そういったものは一切ありませんでした。初めての経験だったので、「こういうものなんだ」と、その時はそう理解しました。

 数日後、「2次選考を通過しました。3次選考のため事務所にお越し下さい」という連絡が来ました。これは、かなり嬉しかったです。その事務所には人気俳優・Iさんをはじめ、活躍する俳優さん、女優さんらが多数いらっしゃったこともあり、期待が膨らみました。長野という寒い国で小さなプレハブ小屋を劇場として活動していた僕が、東京という大都会でスターの階段を駆け上がり、そしてレッドカーペットを颯爽と歩く......私は右手を挙げて、集まったファンに挨拶をし、そしてフラッシュの嵐......! そこまで、イメージは膨らんでいました。

 3次選考では、今度は事務所らしきところに案内されました。事務所に到着すると、廊下には10脚ほどの椅子が並んでいます。そして、そこには、おそらく順番待ちをしているのであろう応募者の人たちがすでに座っていました。「3次選考なのにこんなに人が多いのか......」と少し落胆しましたが、順々に部屋に入っては椅子を詰め、また次の候補者が座り......という流れを繰り返しました。

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