『北斗の拳』『ドラゴンクエスト』にも影響を与えた! 『子連れ狼』の原作・小池一夫が教えるキャラクター作りの極意 

おたぽる / 2014年9月5日 15時0分

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 9月3日放送の『探検バクモン』(NHK)に、マンガ原作者・小池一夫が登場。『子連れ狼』『オークション・ハウス』といったヒット作の原作者であり、『うる星やつら』の高橋留美子や『北斗の拳』原哲夫、『グラップラー刃牙』の板垣恵介といった弟子を持つ日本マンガ界の重鎮に、お笑い芸人・爆笑問題の二人がマンガ原作について学んだ。

  番組では、小池が講師を務める大阪の専門学校を訪問。学校内には、小池のこれまでの作品などを展示しており、小池の原作も今回特別に公開された。

 その原作には小池のこだわりが随所に見られ、まずマンガの場面を描く時には、映画のカメラワークを意識しているという。実際に見せられた原画には「(子連れ狼)の大五郎の大アップから画面は東屋の中にカメラパン(カメラを振る)して......」と書かれていた。

 また、小池はマンガの文字にもこだわりがあるようで、担当編集に対し「語りは吹き出しなしで18級【編注:文字の大きさのこと】くらいで組んください」と、詳細な指示を出していた。そして、セリフの中に"カタカナ"が入るのが小池流だという。実際に作品を見てみると、「近くで見てたンで」と"ん"が"ン"になっている。小池曰く、ひらがなだと"読んで"しまうが、カタカナだと"飲んで"しまうから読みやすくなるのだとか。そのほかにも、代名詞の横には点をふるといったものも見られ、これらのことはすべて読者にとって読みやすくするためにしていることだと語った。番組もそれにならってか、テロップの"ん"が"ン"に変わっていた。

 一方、小池はこれまでに「キャラクターはこう動かす!」(小池書院)などといった"キャラクター"作りを教える書籍を発行しているが、番組でもそのキャラクターへのこだわりが見られた。

 小池は、「キャラクターを起(た)てろ」と、キャラが起っていれば、おのずとストーリーが生まれてくるということを弟子たちに教えてきたという。この考えは番組にVTRで出演した「小池一夫劇画村塾」出身の板垣恵介も実感しており、「構成、ストーリー、アイディア、キャラクター、画力といったパラメーターを均等に高めようとしていたが、そうではなかった。キャラクターが突き抜ければなんとかなってしまう」と語り、『グラップラー刃牙』に登場する範馬勇次郎や、ビスケット・オリバといった強烈なキャラにその教えが反映されていると紹介された。そのため、板垣は企画会議でストーリーの話はほとんどせず、キャラクターの打ち合わせしかしないという。

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