人気が過熱するオタク青春群像劇『アオイホノオ』 ドラマ版では描かれなかった原作エピソードを探る!

おたぽる / 2014年9月5日 23時0分

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――テレビっ子なアニメライターが、アニメ以外のオタク必見なテレビ番組(ドラマ・映画・バラエティその他もろもろ)をご紹介! 今日も(ボビーじゃなくて)テレビに首ったけ!!

■『アオイホノオ』

 現在、テレビ東京系列で毎週金曜深夜に放送中のドラマ24『アオイホノオ』。島本和彦さんの同名マンガを原作とし、マンガ家デビューを目指す大学時代の島本先生をモデルにした主人公・焔モユルと、後にガイナックスを結成するメンバー達との切磋琢磨するオタク青春群像をコミカルに描いた作品です。

 約35年も前の時代を舞台としていながら、さまざまなマンガ・アニメからの引用、また現在活躍中のクリエイターの方々の知られざるエピソードが語られる内容の面白さと俳優陣のテンションの高さから、マンガ・アニメファンのみならず一般層にもファンが広がりつつあるこの『アオイホノオ』。

 原作・ドラマともに巨大な活字で「この物語はフィクションである」と断りが入っていますが、それでもやはりドラマ化にあたってはさまざまな権利をクリアせねばならず、また時間的な都合もあって、マンガで描かれながらもドラマ版では触れられていないエピソード・人物が多々あります。今回はそれらのドラマ版でカットされたさまざまなネタについて解説したいと思います。

 まず、ドラマ冒頭から登場するモユルの友人の高橋。マンガでは仮面ライダー風お面を常にかぶっているコスチューム自作マニアとして描かれていますが、高橋がドラマでは普通の青年として描かれています。メガネ着用なのが仮面の名残なのでしょうか? 原作では『仮面ライダー』関連のネタは比較的多く登場するのですが、ドラマではセリフのみで映像的には一切触れられていません。公式サイトのキャラクター紹介欄では、原作のキャラとドラマのキャストを並べて紹介しているので、雰囲気を確かめるのも一興でしょう。キャラクターの名の表記が、マンガとドラマで変わっているのもポイントです(本稿では基本的にドラマ版の表記を用いています)。

 次に庵野ヒデアキと山賀ヒロユキが、アパート近くの工事の騒音があまりにうるさく、赤井タカミに誘われ同じアパートに引っ越しするエピソード。原作4巻では赤井が「同じ下宿の西森くんがでかいTVも持ってるし」と発言しています。以降まったく触れられることはないのですが、この"西森くん"なる人物はテレビ版『超時空要塞マクロス』の演出助手でデビューし、その後『機動武闘伝Gガンダム』『新機動戦記ガンダムW』『機動新世紀ガンダムX』『∀ガンダム』などの絵コンテを手がけられたベテランのアニメ演出家、西森章さんだとされています(実際に入居したのはアパートではなく大学の寮だという説もあり)。西森さんは最近でも『ご注文はうさぎですか?』『いなり、こんこん、恋いろは。』『東京ESP』などに携わっており、読者の皆さんも知らずに西森さん演出のアニメを視聴していそうですよね。

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