新人マンガ家のために投資ファンドを設立!! 『ドラゴン桜』『宇宙兄弟』を手がけたマンガ編集者・佐渡島傭平の仕掛け

おたぽる / 2014年12月11日 16時0分

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『ドラゴン桜』や『宇宙兄弟』(共に講談社)といったヒット作を手がけたマンガ編集者の佐渡島傭平氏が、12月8日放送の『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK)に出演。佐渡島氏の仕事ぶりが明かされていた。

 もともと講談社「週刊モーニング」の編集者だった佐渡島氏は、2012年に独立。その後、東京・原宿にエージェント会社・株式会社コルクを立ち上げ、マンガ家や作家と直接契約をする編集者となった。現在は『ドラゴン桜』の作者・三田紀房氏とタッグを組んでマンガ『インベスターZ』(講談社)を手がけているほか、安野モヨコ氏、小山宙哉氏、佐渡島氏の噂を聞きつけて自らタッグを持ちかけた曽田正人氏といった人気マンガ家とも契約している。

 講談社に在籍していた頃には、『ドラゴン桜』とコラボした参考書を発売したり、美容室400軒に無料で『宇宙兄弟』の単行本を配るといった仕掛けをしていた佐渡島氏。今でも、投資をテーマにした『インベスターZ』の知名度を上げようと投資家向けのセミナーで講演をするほか、書店用に特殊な技術を使った『テンプリズム』のポスターを制作、さらには全国の書店への売り込みも自ら行う。氏によると、ひいきしてくれる書店にひいきしたいと思っての行動だという。

 佐渡島氏の仕掛けはこれだけにとどまらない。目をかけていた無名のマンガ家・羽賀翔一氏をサポートするために、とある金融会社と組んで投資ファンドを立ち上げ、短編集出版のための資金132万円を集めるという試みも。さらには、マンガ家が自由に作品の配信・販売ができるプラットフォーム「マグネット」を開発。現在「マグネット」では、『インベスターZ』『テンプリズム』のほか、佐渡島氏の元にマンガを持ち込んだ『暁星記』(講談社)の作者・菅原雅雪氏がどの出版社にも突っぱねられてしまったというマンガ『舞う竜の記憶』も公開されている。

 こうしたさまざまな取り組みについて、「皆が面倒くさがっていることをずっと裏でやり続けている」「講談社とか社内ベンチャーって形でやっている限りは失敗に対して他人の目が気になっていただろうなと思うけど、今は気にせず失敗できる」と語っていた佐渡島氏。これからも、業界の常識を破るような革新的な施策でヒットマンガを量産してくれることに期待したい。

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