「顔面騎乗の禁止といった報道は誤解」イギリス・ポルノ規制強化問題で、審査機構担当者がコメント

おたぽる / 2014年12月18日 22時0分

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 今年12月にイギリス国内でBBFC(全英映像等級審査機構)による映像審査におけるポルノ表現の禁止項目が拡大、ポルノでの顔面騎乗や潮吹きも禁止となったと報じられた。これを受けて、日本国内でも英ポルノ関係者による抗議行動が行われ、注目を集めている。ところが、本サイトの取材に対してBBFCの担当者は「メディアの報道は誤解である」と話した。

 BBFC(British Board of Film Classification 全英映像等級審査機構あるいは英国フィルム審査機構と訳される)は、イギリスの映像審査機関。映画・ビデオ(予告編を含む)と広告および一部のコンピュータゲームを管轄する民間組織である。BBFCは公開映画の審査・レーティングを行い、各地方自治体は、それぞれの基準と照合しながら上映を許可するシステムとなっている。

 従来より、BBFCのポルノに対する規制は、日本に比べて厳しいことが知られていた。例えば、2000年に日本製のアダルトアニメ『淫獣大決戦』が『Misson of darkness』のタイトルで公開された際には、性表現を大幅にカットした上でのR18指定。さらに、続編公開が予定された際にはBBFCの審査に基づいて性表現シーンをカットしたところ、本編がほとんど残らず公開中止となる事件も起こっている。また、BBFCが18歳未満が演じていると視聴者が誤解する映像に対しては、上映販売の禁止。2006年には『Struggle in Bondage』というポルノ映画に対して、性的暴行を伴わないものの、口輪をつけた女性が意思表示の能力を剥奪されており、合意の上に行われた性的行為ではないとして、上映・販売の禁止措置が取られている。

 もともと性表現に対しての規制が厳しいイギリスの中で、今回、騒動が盛り上がった理由は12月にBBFCが示した新たなガイドラインにある。今回のガイドラインの改定は、2009年以来約6年ぶりに行われた。本サイトの取材に応じたBBFCの広報担当者であるキャサリン・アンダーソン氏は、この改定は従来通りのプロセスに基づいたものだと語る。

「BBFCのガイドラインは、大幅な改定という形を取らず4~5年ごとに検討することになっています。市民の受容や意見の変化には、10~20年の長い月日が掛かると考えられるからです。その上で世論との整合性を得るために、4~5年ごとの検討は約一万人の市民が参加する公開協議によって行っています」

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