紅白でももクロが活躍する一方、アイドルマンガの異端『ももプロZ』終了の危機!?

おたぽる / 2013年12月31日 13時0分

写真

 2年連続の『NHK紅白歌合戦』出場と、絶好調の人気アイドルグループ・ももいろクローバーZ。一方、ももクロの5人をキャラクター化した4コマギャグマンガ『ももプロZ』には試練が訪れている。掲載マンガ誌の「月刊少年ライバル」(共に講談社)が2014年6月発売の7月号で休刊になることが、今年の12月に発表されたのだ。

 雑誌の休刊はしょうがないとはいえ、同時に『ももプロZ』も消えてしまうのだとしたら惜しい。アイドルや芸能人を題材にしたマンガはこれまでひとつのジャンルとして築かれてきたが、『ももプロZ』はこうしたいわゆる「アイドル・芸能人マンガ」の枠を飛び越えた作品だからだ。

 普通アイドルや芸能人の作品化といえば、実際のエピソードをドキュメンタリー風に描くのが王道。モーニング娘。をマンガ化した作品『娘。物語―モーニング娘。オフィシャルストーリー』(講談社)は、加護亜衣や辻希美などのメンバーが困難を乗り越えた出来事を実録ものとして描いたものだった。ほかにも佐々木希のサクセスストーリーの裏側に迫る『Non stop days~シンデレラガール 佐々木希物語~』(集英社)も、秋田のショップ定員から人気モデルになっていく過程をマンガのエピソードで伝えるものだ。

 当事者の体験を物語として追うのは、リアリティがあって楽しみやすい。読者はモーニング娘。や佐々木希という存在を前提に、有名人の裏側を知って驚いたり、成功までの努力や挫折から感動や教訓を得たりする。

 対して2012年に連載が始まった『ももプロZ』は、ももクロのアイドルとしてのエピソードを追うどころか、そもそも作品内で彼女らの職業が違う。同作は、ももクロが「ももいろプロレスリングZ」に所属する女子プロレスラーという設定で、試合の裏側でハチャメチャなやりとりを繰り広げる日常系コメディマンガになっている。

 登場するのは暴走気味のバカキャラの百田夏菜子(赤)、マイペースで食いしん坊の玉井詩織(黄)、異次元の思考回路をもつ高城れに(紫)など。キャラの名前は本家と同姓同名、性格の特徴も本人に似せたものだ。本家にキャラだけ忠実な5人は、プロレスラーといってもほとんど試合せず、控え室や合宿所などでアホな絡みを4コマで展開する。

 さらに5人はキャラを保ちながらも本家を逸脱した言動で笑わせてくれる。かなこはトレーニングといって巨大鉄球を体で受け始め、勝手に自滅する。しおりんは談笑しながらカップ焼きそばを立ち食いしているのに周りからつっこまれない。れにちゃんはカメラの顔認識機能が反応するかどうか変顔していたら水木一郎の顔に変身。実在のアイドルがやるとは思えない行為にクスリとしてしまう。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
おたぽる

トピックスRSS

ランキング