BPO審議入りアニメ『妹ちょ』の放送局を直撃!! 放送前のチェック体制に問題はなかったのか?

おたぽる / 2014年2月7日 21時0分

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 あまりにもエロ過ぎた――ですませてよいのか。 放送倫理・番組向上機構(BPO)・青少年委員会の審議入りを受けて放送時間を変更したアニメ『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』。この放送時間の変更は、「自主規制」をめぐる新たな問題点を浮かび上がらせている。

 1月より放送が始まった『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』は、「月刊ドラゴンエイジ」(KADOKAWA)に連載されている松沢まり氏のマンガを原作としたもの。今年春には、実写映画の公開も予定されている話題作だ。

 この作品が注目された理由は、第一に次々と飛び出るお色気シーンである。物語は、主人公・神前夕哉と、その義理の妹・美月。そして、幽霊の少女・寿日和を中心に展開する。日和が成仏するためには、彼女が美月に装着したTST(貞操帯)ゲージが満タンにならなくてはならない。そして、ゲージを貯める方法とは夕哉とキスしたり、アレなことやコレなことが必要。おまけに、ゲージが貯まるたびに美月は性感を刺激されてしまう......。そんな設定のもとに、次々とエッチなシーンが登場するのだ。原作も全年齢シーンだし、乳首は見えず、股間は「大人の事情」のようなもので、完全に隠される。とはいえ、エロが作品の重要な要素なのは間違いない。

 そうした内容のため、BPOには「中高生が視聴してもおかしくない時間帯にもかかわらず、女子高生が自慰行為をするなどの性表現のあるアニメがある」といった意見が寄せられることとなった。これを受けて、BPO・青少年委員会では実際に委員が視聴した上で、審議入りすることを決定。これを受けて、22時台に放送していたTOKYO MXとサンテレビでは、放送時間を深夜帯へ変更することを決めた。

 TOKYO MXは、本サイトの取材について、放送時間帯の変更は「BPOから視聴者よりクレームが来ているという情報を受けた段階で社内の関係各部署において検討し、編成が対応方針を決定しました」(TOKYO MX 編成局編成部)という。つまり、BPOへの「クレーム」が来る以前には、22時台の放送がまったく問題ないと判断していたのである。そうした判断は、どういった経緯で行われたのか。同局は放送前のチェック体制を、次のように説明する。

「広告会社から申込みのあったアニメについては、所管部門において受付等の業務処理を行い、編成局の考査担当及び責任者がチェックを行う体制となっています。考査は民放連の放送基準に従って行っており、必要と認めた場合には修正を講ずる方針で臨んでおります」(同)

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