うつ病治療は薬物だけではない…様々なメンタルケアについて

オトコクラス / 2016年12月4日 15時0分

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うつ病はどのように治療していくのでしょうか。一般的には、薬物による治療やカウンセリングが知られているかもしれません 。うつ病の治療について専門家のお話を伺いました。

30代男性からの相談:「投薬以外にうつ病の治療法はあるのでしょうか?」

『 私の周りにもうつ病の方がおられるのですが、うつ病の治療は投薬の治療以外に何かあるのでしょうか?
よくわからないのですが、私のうつ病の治療法は精神安定剤や睡眠薬の投薬治療を長期間にわたって行うイメージしかありません。しかも数年単位での投薬治療のイメージです。
投薬治療以外に治療法としてあるならどういう治療法があるでしょうか?
例えば運動療法や専門的な機具を使ってのリハビリ治療などあれば教えていただきたいです。よろしくお願いします。 』

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うつ病は薬物治療だけではない

うつ病の治療には多くの方法が用意されています。代表的なものとしては認知療法があります。

『 不眠や食事がとれない、自殺する可能性が高い時には、薬物療法が必要になることが多いうつ病ですが、必ずしもお薬だけで対処している訳ではありません。(看護師) 』

『 カウンセリングや、認知行動療法、マインドフルネス瞑想法などを用いて、生活リズムを整えながら、自分の思考の癖を知り、自分が生きやすい方法を見つけていくケアや治療法も行っています。(看護師) 』

『 うつ病の投薬治療以外の治療法としては「認知療法」があります。「認知療法」は、カウンセリングの1種です。(医師) 』

認知療法とはどのようなものなのか

認知療法は薬に頼らず、カウンセラーとのコミュニケーションを通してうつ病に至ってしまう思考を変えていくための方法です。

『 うつ病になると、どうしても考え方が1つに固執しすぎたり、マイナスにしか考えることが出来なくなってしまい、余計に気分が憂鬱になってしまう悪循環に陥ります。そうしたうつ病特有の考え方から起こる悪循環を断ち、気分を改善し、うつ病を治療するのが「認知療法」です。(医師) 』

『 具体的には、気分が落ち込んだり、不安になった時の事をカウンセラーと一緒に話し合い、気分を悪くさせた考え方などの元を修正していきます。(医師) 』

『 病院によっては、保険適応で、投薬治療と合わせて認知療法も行っているところもありますので、今の病院が投薬治療だけで、改善が期待できないと思っておられるのであれば、認知療法を受けることが出来る医療機関を探して見られてはどうかと思います。(医師) 』

うつ病には総合的なケアが必要

薬により治療ではうつ病を治療していくことは出来るかもしれません。しかし、うつ病に至ってしまう精神や思考は薬で治すことは難しいといわれています。そのために、薬だけでなく様々なアプローチによって治療を進めていく必要があるのです。

『 思考の癖や、解決されていない過去の問題を抱えている場合には、お薬だけでは解決できず、似たような状況に遭遇すると、うつ症状が再燃することになりかねません。(看護師) 』

『 うつ病の治療は、「十分な休息」と「薬物治療」と「精神的サポート」と「生活のリズム付けの再構築」が上手に作用することで、治療効果を高めていきます。(看護師) 』

『 うつ症状が安定してきた時期であれば、ウォーキンや毎日の散歩も、生活のリズム付けに役立つ方法ですが、運動を強制することが逆効果にあることもありますので、注意が必要。専門家の方のアドバイスに沿って、行動範囲を拡大していることになります。(看護師) 』

うつ病には薬物治療というイメージがあるかもしれません。しかし、うつ病は様々な観点から治療の道を探っていくことが必要になっていきます。薬で解決できないポイントには適切な治療が施されるべきで、それがうつ病を再発させないためのカギになっているといえます。

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