痛くならない「若見え」する40代のヘアルール5選
OTONA SALONE / 2019年2月9日 16時0分
流行を取り入れたファッションを楽しみたいし、季節ごとに新色のリップやアイシャドウをゲットしたい。ヘアスタイルだって、たまには冒険してみたい。40代はまだ老け込むにははやく、おしゃれにも貪欲です。
しかし、代謝がにぶってなかなか痩せない、疲れが翌日までもちこされる……と体の衰えを日々感じているのも事実。気持ちと見た目とのギャップは悲しいかな、年々ひらいていくばかり。まだまだ若いと思って張り切っていると「痛いオバサン化」してしまいます。
ただ、実年齢よりも少しでも若く見られたいのが女性というもの。そこで、これまで紹介してきたヘアスタイルをもとに、頑張りすぎず、ちょっと手を加えるだけで若見えするヘアのルールをまとめてみました。
1.後頭部に若さが宿る。ぺたんこ&白髪はNG
「後ろから若い男性に声をかけられちゃった♪」
「でも、顔を見てさーっと去っていったわ」
というのはよくあるオバサンネタのようで、そこに若く見えるヒントが隠されています。
後ろ姿で声をかける人は、ファッションやスタイルのよさだけでなく、おそらく「ヘアスタイル」もチェックしていると思うのです。
スタイルがよくても、後頭部に白髪がちらりとのぞいていたら、つむじあたりの毛量がさみしかったら、声をかけていたでしょうか。
ご覧ください、こちら私が放置しすぎた白髪です。若白髪ととらえられたとしても、きちんとケアをしていないズボラさんと思われてしまう状況です。これではお声はかかりません(笑)
そう、ヘアの後頭部は若さを象徴する場所。ペタンとさみしい後頭部ではぐっと老け込んでしまいます。白髪はいわずもがなですね。
ロングでもショートでも丸みを帯びたふんわりシルエットが若見えのポイントです。特にショートは高さと丸みがあると、より女性らしい印象に。若さもぐんとアップします。
美フォルムショートを紹介した記事はコチラ→「いつもひっつめ地味40代」が急にきれいになるふわレイヤーって?
2.顔まわりに生活感がにじみ出る。ツヤと抜けをつくるべし
後頭部が大事と言いつつも、顔の印象を左右する前髪やフェイスラインにかかる毛束も重要です。
前髪があると若づくりに見えそうとのばしている人が多いと思いますが、ただ斜めに流しているだけでは「色っぽい」ではなく「うっとうしい」印象を与えてしまいます。
また、バサバサっとした毛束がほおにかかっていると、生活に疲れたオバサンに。
顔にかかる毛束は手を抜かず、アイロンやカーラーで巻いて動きをつけて。ツヤ髪も若さの象徴ですから、つくりものでもいいのでツヤはマストです。日々のケアに加え、オイルやシアバターなど髪にツヤを与えるスタイリング剤をつけましょう。パサついてうねっている毛束がちょろりとほおにかかるだけで、3才は老けて見えてしまいますよ。
前髪がある人は真っ直ぐそろえるのではなく、束感を出して抜けをつくるといいでしょう。重くペタッと肌につくような前髪や顔まわりの毛束は、顔が暗く見える原因になります。
ふんわりとした顔まわりのスタイルを紹介した記事はコチラ→前髪ナシでも小顔に見える!40代のボブ&ショート3選
3.あいまいな分け目で白髪もぺた毛もカバー
大人向けのヘアカタログを見ていると気づくことがあります。それは、はっきりと分け目をつけたスタイルが少ないこと。
分け目をつけると、生えてきたばかりの白髪が目立ち、毛量のさみしさも際立ち年齢よりも老けて見える可能性が。
根元を起こし、分け目をあいまいにすれば高さが出て毛量のさみしさがカバーできます。また、短い白髪も隠れて目立ちにくく。もしゃもしゃしたアホ毛対策にもなりますよ。
ジグザグ分けにするのも有効です。
分け目なしのスタイルを紹介した記事はコチラ→40代、50代に「前髪」は必要!白髪も薄毛もカバーできる【前髪×ボブ】
まとめ髪の場合は、○○があると若見えに!
4.まとめ髪のおくれ毛はナシよりアリが若見えに
ひとつ結びやおだんご、ハーフアップが40代の定番アレンジですが、ぜひ顔まわりにおくれ毛を出してみてください。
タイトにまとめたほうが年相応なのでは?と思いがちですが、さみしくなってきた生え際をカバーするためにもおくれ毛があったほうがベター。
ただ顔まわりに毛束を残すのではななく、ニュアンスをつけることも若さをアピールするポイントです。2で顔まわりの話をしましたが、何も手を加えていない毛束をはらりと落とすと、「忙しくて鏡を見る暇さえなかった」「徹夜明けです」…みたいなお疲れ顔に。
おくれ毛を出す場所がわからないという声も聞きます。ポイントは2カ所。こめかみ脇と、もみ上げの上から出すとバランスよく見えます。
よくまとめ髪をする人は、サロンでカットをするときに「おくれ毛を出しやすいようにしてください」とオーダーするといいでしょう。顔まわりに短い毛束をつくってくれるはずです。
力の抜けたひとつ結びを紹介した記事はコチラ→結んでもこんなにキマる!40代のふわ揺れミディアムヘア3選
5.ヘアだけ若くてもダメ!ファッション・メイクと合わせて100点に
街を歩いていて「おしゃれだな」「若々しく見えるな」という人は、どこか力が抜けている気がします。ファッション100点、メイク100点、ヘア100点ではなく、合わせて85点以上という感じでしょうか。
全部に全力も頑張りすぎて痛くなりがちですが、1点集中型も気をつけたいところ。
髪はふさふさ&ツヤツヤなのに、お肌にハリがなくメイクも古くさかったらどうでしょう。若見えでも老け見えでもなく、年齢不詳になりそうです。
また、ジーンズにシャツを合わせたカジュアルファッションなのに、巻き髪でキメキメにしていたらちぐはぐで、おしゃれには見えません。
トータルバランスをよくするには、ルーティンになりがちなメイクからはじめるのではなく、その日のコーディネートを先に考えてみて。ファッションに合わせて、メイクやヘアを整えていくとバランスよく決まります。また、メイクをするときは首から上しか見ていないことが多いので、着替えたら姿見で全身をチェック。
リップの色が濃かったかも、ヘアのボリュームがありすぎかも…と顔だけ見ていた時とは違う発見があるはずです。
お手入れも同じ。スキンケアだけ力を入れてハリ肌を目指しても、ヘアに潤いがなければ老けて見えます。できるだけ同じように手をかけてあげるのも若々しさを保つ秘訣です。
≪美容・ヘアライター・編集者 岩淵美樹さんの他の記事をチェック!≫
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