「許婚」きょこん?間違えてたら赤っ恥すぎる日本語のNG読み10

OTONA SALONE / 2019年6月3日 11時30分

目で見る分には意味が分かるからと、正確な読みを気にとめなかった熟語ってありますよね。いざ、音読しなくちゃいけない時に、とんでもない読み間違いをして、恥ずかしい思いをしないようにしたいもの。今日は、よく目にするのに読み方があやふやなものを選びました。

 

1・行灯

読み間違いの例

ぎょうとう

正しい読み

あんどん

意味

木枠に紙を貼り、中に油皿を入れて灯火をともす具。

行灯(あんどん)を下げて街を歩くなんて、風流ね。

説明

小説などでよく見かける言葉です。タクシーのルーフに付いているタクシー会社の名前が書いてあるもの、あれも「行灯(あんどん)」と言います。

 

2・許婚

読み間違いの例

きょこん

正しい読み

いいなずけ

意味

双方の親の合意で幼少の時から婚約を結んでおくこと。また、その当人同士。広く婚約者をもいう。

僕には、許婚(いいなずけ)がいる。

説明

昔は、家と家の関係で、生まれながらに婚約者が決まっている場合もありました。今では「婚約者」全般を指します。「彼女は彼の許婚(いいなずけ)なんだよ」耳にする分には聞き慣れている言葉ですが、文章で読む際には注意しましょう。

 

3・供奉

読み間違いの例

こうぼう

正しい読み

ぐぶ

意味

行幸(ぎょうこう)などの行列に加わること。また、その人。

天皇の行幸には、供奉(ぐぶ)する人たちが大勢いた。

説明

今年は、天皇にまつわる行事がとても多いですね。そのせいでこの言葉もちらほら見かけるようになりました。天皇に関しては、特別な言葉も多いのですね。大人として読み間違えくらいはなくしたいものです。

 

4・強面

読み間違いの例

きょうめん

正しい読み

こわもて

意味

おそろしい顔つき。また、相手に対してつよく出ること。

彼は常に強面(こわもて)で交渉に入るので、交渉相手は終始おびえている。

説明

最近は強面な女子も多そう。自信がないから迫力でカバーしていると誤解されないようにしたいものですね。

 

5・曲者

読み間違いの例

きょくしゃ

正しい読み

くせもの

意味

ひとくせある人物。変わり者。異常な能力をそなえた人間。やり手。えたいの知れない者。ばけもの。あやしい者。

あの人は、曲者(くせもの)。付き合うには忍耐力がいるよ。

説明

時代劇などで、怪しい者が家屋に侵入した際「曲者(くせもの)じゃ!」なんて使われているのを聞いたことがあると思います。それはずばり「怪しい」者ですが、ひとくせある者にも使います。

 

6・健気

読み間違いの例

けんき

正しい読み

けなげ

意味

けんめいに努めるさま。しっかりして強いさま。勇ましいさま。

あの子は、目立たないけれど、健気(けなげ)に努力しているよね。

説明

もともとは「勇ましいさま」を表す言葉だった「健気」。どこから「ひかえめ」や「いじらしさ」を表すようになったのでしょう。「けなげ」は、思ったより勇ましいという意味で、主に女性に使われることが多かったせいだと私は推察します。

 

7・嫌悪

読み間違いの例

けんあく

正しい読み

けんお

意味

憎みきらうこと。不愉快に思うこと。

この手の事件にはいつも嫌悪感(けんおかん)を抱きます。

説明

「嫌」に「悪」、どうにも許せない感じのする漢字が組み合わさった言葉です。「悪」を「お」と読むのは「悪寒」(おかん)などでも見受けられますよね。

 

8・更迭

読み間違いの例

こうそう

正しい読み

こうてつ

意味

役目や職などについている人がかわること。また、かえること。

また大臣が更迭された。

説明

在任期間が予定より短い、更迭後地位が下がる場合ほとんどなので「左遷(させん)」と似たようなニュアンスで用いられることが多い言葉です。

 

9・至極

読み間違いの例

しきょく

正しい読み

しごく

意味

この上ないこと。きわみをつくすこと。

お褒めいただき、至極光栄でございます。

説明

極みに至るという字が表す通り。極限を意味する言葉です。「すごく」と音的にも似ていますが、もう少し「極限」度が高い言葉です。上手に利用したいものですね。

 

10・身重

読み間違いの例

しんちょう

正しい読み

みおも

意味

妊娠していること。

あの方には確か身重の奥様がいらっしゃったはずです。

説明

「妊娠」という言葉が直接的すぎる時などに便利な言葉ですね。「身重の方に冷えは禁物」などと使うと「妊婦に冷えは禁物」というより雰囲気は柔らかくなります。

 

 

いかがだったでしょうか。こういうコラムを読む機会に、さっとチェックするのは、誤った認識を正すのにとても良い機会だと思います。読み間違いやすい字はまだまだあります。お時間のある方、過去の記事も読んでみてくださいね。

 

≪国語教師・文章コンサルタント・文章力養成コーチ 松嶋有香さんの他の記事をチェック!≫

 

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