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蒼井優、「しずちゃんにも内緒」に秘められた魔性のオンナのこれだけの覚悟

OTONA SALONE / 2019年7月12日 21時0分

「いい話だ!」とネットが歓喜した、非モテを掲げてきた南海キャンディーズ・山里亮太と美人女優・蒼井優の結婚。私には「人気のお笑い芸人と人気女優の職場結婚」「紹介したのは、職場の人(山里の相方であるしずちゃん)」「男性のほうが年上」という王道の結婚にしか思えず、何の感慨もなかったのですが、「さすがだ」と膝を叩いた部分もあったのです。

 

しずちゃんが蒼井優を紹介したということから、「日刊スポーツ」は「キューピッドはしずちゃん」と報じています。みなさん、キューピッドというと、どんなイメージを持たれるでしょうか。二人を紹介し、結びつけるために、あれこれしてあげる気配りを想像するのではないでしょうか。

 

山里を紹介してくれたしずちゃんに、交際を報告していなかった蒼井優

しかし、実際はちょっと違った模様。

「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)に出演したしずちゃんは、山里に蒼井を紹介したことは認めたものの、二人が交際をしていたことを知ったのは「結婚会見の一週間前でした」と言うではないですか。ということは、引き合わせたものの、二人は勝手につきあい、勝手に結婚を決めたということ。

 

みなさんは、蒼井の行動をどう思われるでしょうか?もしかしたら、生涯の伴侶とめぐりあえたんだから、その恩人に一言あってしかるべきと思った方もいるかもしれません。

 

が、私は「さすが蒼井優は違う」と思ったのです。

 

そもそも、「相談」や「報告」に意味があるのか?問題

2014年放送のNHK連続テレビ小説「花子とアン」以降、ず~っと「女性の友情はいいものだ」ムーブが続いています。海外においては、1998年から始まった「セックス・アンド・ザ・シティ」で、オトコに裏切られても、大病を経験しても、女友達がいつもそばにいるという、女友達フォエバー路線のストーリーで人気を博しています。

 

もちろん、私も夢中になって見た一人ですが、四十を超えた今になって思うと、「友情って難しいな」と思ってしまう部分が多々あるのです。

 

彼女たちは毎週土曜日、朝ご飯を食べるなど、一緒にいる時間はすごく長い。そして、お互いのセックスのことなどもあけすけに話します。しかし、案外お互いの話を聞いていません。一人が重大な話をはじめると、「聞いて、私なんてもっと…」といった具合に話をかぶせます。

 

友達の一人が、彼氏から明らかに大切な存在と思われていない態度を取られても(例:私物を彼の家に置かせてもらえない、友達や家族に紹介してもらえない、パリ移住を話してもらえない)、残り三人で「ヤバい」とても言いたげに目配せをするものの、その先は追及しません。

 

もちろん、そこで聞き分けよくあきらめてしまったらドラマは進行しませんから、登場人物にはとことんヤバくなってもらわないと困るわけですが、つるむ時間が長く、けれど本当のことを言わないというのは、長い目で見れば、足を引っ張りあう関係とも言えるのではないでしょうか。

 

好意的に見れば「どんな時も、女友達は裏切らない」と言えますが、悪意的に解釈すると「都合の悪いことからは目をそむけて、4人で膠着している」と見えないこともないのです。

 

蒼井の姿に見る「女性にとって本当に難しいこと」とは?次ページ

「なんでも誰かに相談するオンナ」のホンネとは?

心願成就という言葉があります。神仏に心の中で願いを立てると、それがかなうという意味の言葉ですが、要はペラペラしゃべらずに、じっと思いを秘めよということでしょう。カトリック系の修道院では、修行として“沈黙”を課すところもあるそうです。洋の東西、もしくは信仰の対象を問わず、“沈黙”が求められるのは、喋らないことが難しいからだと思うのです。

 

それでは、なぜ喋らずにいられないかというと、自分に自信がないからだと思うのです。

 

「あなたの意見は正しい」「それはいい選択だ」と誰かに受容してもらえたら、自信を持って前に進める気がする。だからこそ、自分の話を聞いてくれる人を求めるのでしょう。

 

しかし、話を聞かされる立場になってみると、オトナですから、仮に心の中で「?」と思っても、友達が法に触れない限り、基本は「いいね」と言うでしょう。

 

つまり、友達に話そうと話すまいと、結局自分の意志を通すわけです。同じことなら、友達を大きな決断につき合わせない分、話さないほうが強さと潔さがあると言っていいでしょう。

 

仮にその決断が思わぬ方向に行ったとしても、決めたのは自分ですから「あの人がこう言ったから…」と人のせいにすることもない。何も話さないのは、自分一人で決められる強さと、人に余計な気を使わせない思いやりがあるからこそできる芸当と見ることができるはずです。

 

魔性のオンナは「薄情なまでに堅い」部分を持っている

そして、この「いい話」は、教訓めいてもいると思うのです。

おそらく、しずちゃんも蒼井を紹介したものの、山里とどうにかなるとは予想していなかったと思います(蒼井の元カレ陣は、俳優・三浦春馬や堤真一、V6・岡田准一などイケメンぞろいです)。しかし、結果はご存じのとおり。

 

どんな意味があっても、「紹介する」ということは、「自分の知らないところで、紹介した人と誰かがくっつく可能性がある」ということ。SNSの時代ですから、相手の名前さえわかれば、人に知られずにコンタクトを取ることは難しくありません。誰かに盗られたくないと1ミリでも思う関係性の人であるなら、そう簡単に紹介してはいけないのです。

 

たくさんの男性と浮名を流した蒼井は、魔性のオンナとも呼ばれています。

 

魔性と言えば、かつて私は何度も不倫騒動起こしながら、女優として活躍する女優・斉藤由貴から、魔性の条件を「どんな恋愛をしても、仕事をおろそかにしない人」と書きました。蒼井を見ていると、そこに「薄情なまでに口が堅いこと」を付け加えたいと思うのでした。

 

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≪フリーライター 仁科友里さんの他の記事をチェック!≫

 

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