【脱・臭いオバさん】グランドホステスが教える「本当に臭わない」汗臭対策4つ
OTONA SALONE / 2019年8月4日 22時0分
こんにちは。ライターの高木沙織です。
関東地方もようやく梅雨明け。ジメジメからムシムシへと夏らしい暑さを感じられるようになってくると、“汗”問題が浮上しますよね。
顔や脇、背中に汗がにじんでしまうのは仕方がないことなのでさておきますが、“臭い”はまわりに気付かせないようにしたいところです。
そこで今回は、前職が絶対的清潔感を求められる航空会社の地上職員・グラホ(グランドホステス・グランドスタッフ)であった筆者や同僚がおこなっていた夏の汗臭対策を紹介したいと思います。
1・・・吸水速乾・消臭素材のインナーを着る
みなさん、まさかとは思いますが、「トップスの下は直に下着」なんてことはありませんよね?
服の下に着るインナー(キャミソール)は、下着の透けを防いでくれるだけでなく、直接肌に触れて汗を吸うという役割を担っています。それゆえ消耗が激しく枚数も必要となるため、手ごろな価格でまとめ買い出来たらラッキー。はい、この考えは捨てましょう。汗を吸ったあとの渇きが遅い、臭いを発しやすいものを着てしまっては、一度汗をかいたあとの臭いが気になって大変です。
購入するときにチェックするのは、汗をかいてもすぐに乾く吸水速乾(ドライ)素材であるか、汗の臭いのもとを吸着・緩和させる消臭素材であるかどうか。やや値段は張りますが、「汗臭いかも」という不安を抱えたまま一日を過ごすよりはよいですよね。
薄手で明るい色のシャツが制服であった筆者たちは、モカもしくはベージュのキャミソールをチョイスしていましたが、白や黒とカラー展開も豊富なのでその日のトップスに合わせて選んでみては。
2・・・制汗スプレーは部分的に
「絶対に臭わせない」「一日中臭わない」など、魅力的な効果を謳った機能性の高いデオドラント商品が販売されていますが、全身に使用すると汗腺の出口を塞いで汗をかきにくくし体調不調を引き起こしたり、肌トラブルを引き起こしたりする恐れがあると言われています(商品にもよる)。
また、香り付きのものを広範囲に使う場合、自分が感じている以上に強いニオイになっていることが多いので要注意。汗の臭いと混じってまわりの人に不快感を与えることもあるでしょう。
「業務中は香水を使用しないこと」と教育を受けてきた筆者たちのロッカーの中には無香料タイプの制汗スプレー(ロールタイプのものを含む)が常備されていましたが、使うのは汗腺が多い脇の下と足のみでした。発汗量がそこまで多くない仕事に就いている方であれば、この程度の使用で十分でしょう。
3・・・汗をかいたらすぐに拭く
これはもう、鉄則です。
体から出たばかりの汗は、本来無臭。汗が皮膚の表面で皮脂やあかなどと混ざることで臭いの物質が発生するので、かいた汗はなるべく早く拭き取ってあげることが大事なポイントになってきます。
それも、汗拭きシートを使って。ハンカチやタオルを使用してもよいのですが、汗拭きシートで臭いの成分を拭き取ることで汗臭対策をしましょう。
4・・・汗をかく習慣をつける
「え? 汗をかく習慣?」と思うかもしれませんが、これ大事です。汗の臭いが気になるからと汗をかかないようにしていると、汗腺がきちんと働かなくなってしまうと言われているのをご存じでしょうか。すると、いざ汗をかいたときに濃い成分を含んだ臭いの強い汗となる恐れがあるのです。
よかれと思ってやっていたことが、逆に臭いを強めてしまうなんてショックですよね。では、汗をかくにはどうしたら?
筆者やまわりのスタッフは、心身の疲れ具合によって寝ているだけで発汗する岩盤浴、アクティブに体を動かしながら発汗するホットヨガなどに通い分けていましたよ。時間が取れない方は、湯船にゆっくりと浸かることでも汗をかけるでしょう。
汗の季節はこれからが本番です。臭わせないのが大人の女性のエチケット。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
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