できちゃったシミはあとから薄くできるの?どうすればいい?【ヘルスリテラシー#7】

OTONA SALONE / 2019年9月18日 11時0分

こんにちは。「予防医学」を啓蒙するアンチエイジング医の中村康宏です。健康に関する正しい情報を使いこなす令和時代の概念「ヘルスリテラシー」を伝えています。

できてしまったシミをどうケアすればいいのか、正解はなかなかわかりにくいことでしょう。今回はまず、「シミにはどういうものがあるのか」から説明を始めます。

 

シミとひとくくりで言うけれど、種類は5つに分かれる

『ヘルスリテラシー』中村康宏・著 1,480円+税/主婦の友社

大人のしみは、女性では5種類、男性では2種類に分類されます。

女性では、
1老人性色素斑/日光性黒子(ADM)
2肝斑
3雀卵斑(ソバカス)
4対称性真皮メラノサイトーシス
5炎症後色素沈着
この5つのうち圧倒的に多いのが①と②。2つでシミの90%を占めます。

 

男性では上記のうち2つ、
1老人性色素斑
5炎症後色素沈着
これらがほとんどです。

以下に主要なシミ、1と2の原因と対策をご説明します。

 

1・老人性色素斑

淡褐色~濃褐色の「色素斑」です。顔以外にも手、背、前腕、上背などの皮膚が服の外に出る部分に多くできます。老人性という名前でギョッとするでしょうが、それよりもずいぶん手前の中年期以降に増えます。

 

原因は主に紫外線。加齢によってターンオーバーのサイクルが乱れ、メラニン色素が沈着してシミになります。

 

紫外線以外に、たばこやストレスも原因となります。老化を促す原因の一つである「酸化ストレス」を増やし、活性酵素が生まれてメラノサイトを刺激し、メラニンの過剰産生を起こしやすくします。

 

不規則な生活や過労などで血行が悪くなっても、メラニンの排出が遅れてしまいます。

 

治療のキモは「ターンオーバー」です。ターンオーバーを整えるだけでシミの沈着悪化を防ぎ、しみ治療・予防に役立ちます。なお、美容医療では、ピーリング、トレチノイン、フラクショナルレーザーなどを使います。

 

まず大切なのは、日焼けしないこと。

 

次に、酸化ストレスをとるため、ビタミンCかEの抗酸化クリームを使うのもいいでしょう。特にビタミンEは血流を上げてくれるので、ターンオーバーが落ちた肌のトーンを上げてくれます。

 

浅いところのシミは化粧品でもケアできますが、できてしまった深いシミはレーザーでしょう。1回から3回できれいになります。

 

2・肝斑

肝斑は両頬に対照的にできるのが特徴で、女性ホルモンの増加とともに色が濃くなることがあります。

 

肝斑にレーザー治療が効くか効かないかは、実は皮膚科学会でも大議論が起こっています。現在のところ、基本的にはレーザーで一時的にホワイトニングを起こすことはできても、肝斑自体は消えない、という考えが中心になりつつあります。

 

一番効く治療はトラネキサム酸・ビタミンC・L―システイン(ハイチオールなど)の内服治療です。

 

フォトフェイシャルや一部レーザーでもホワイトニングすることは可能ですが、基本的にはやめれば元に戻ってしまいます。

 

 

医師・予防内科医・米国栄養士・産業医・MPHホルダー(米国公衆衛生学修士)
中村 康宏先生

米国留学を経て、健康増進・健康防衛のための医療を提供すべく「中村康宏内科クリニック」を京都で開業。その後、日本初のアメリカ抗加齢学会施設認定を受けた「虎の門中村康宏クリニック」を東京で開業。一般内科診療、アンチエイジングを追求する女性への美容医療、外国人の企業検診や訪日旅行客へのヘルスケアサービス、IT企業の社長へジムの運動メニューまで考える「顧問ドクター」、産業医として、企業のメンタルヘルスに関する相談などの予防に特化した医療サービスを提供している。無料相談会も全国各地で実施、ぜひお運びください。

 

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