1年100冊読む人は年収が1500万越え?読んで身につく「読書の技術」とは
OTONA SALONE / 2019年11月10日 11時0分
人生で成功したり、自分磨きやキャリアを向上させていくためには、インプットとアウトプットがとても重要になります。
読書はそのどちらにも通用する1つの方法です。読書量は、人の幸せやコミュニケーション力に直結するというデータもあるほどです。
脳科学研究者であり累計35万部の上岡正明氏が、そんな読書でオトナの魅力度を上げるコツを著書『死ぬほど読めて忘れない!高速読書』から紹介します。
■キャリアや夢を叶える武器をもっていますか?
読書の秋、この時期はじっさいのたくさんの本が書店で売れるそうです。
誰でも本を読みたい。そんな欲求はもっているものなんですね。
そうした本を、速く、たくさん読める人はけっこういますよね。
でも、読んだ本をそのまま記憶にとどめておくことができる人って、どれぐらいいるでしょうか。
読んでも、すぐに忘れてしまっては、せっかくの時間や投資がもったいないですよね。
さらに読んだ内容を高速で「オトナの武器」に変えて、人生やキャリア、職場の環境を変えて活用している人は、じっさいには、あまり多くないような気がしています。
それは、何故でしょうか?
実は本を速く、たくさん読むことが目的になり、本を読むという、本来の目的意識が希薄になっているからにほかなりません。
とくに小説や哲学書などは別にして、ビジネス書を読む目的は、その内容を素早く把握して、行動やアウトプットにつなげて、お仕事やキャリア、場合によってはコミュニケーションや自分磨きに活かすことです。
けっして、速く読むこと「だけ」が最終ゴールではないのです。
今回は、そんな早く読めて忘れない読書法について、発売1ヶ月で7万部突破の「死ぬほど読めて忘れない!高速読書(アスコム社)」から紹介していきます。
■本を読むことを目的にしてはいけない理由
まず、キャリアや自分磨きのために、どのぐらいの本を月に読めばいいのか。
起業したての20代の頃の私は、ガッツも体力がありました。
逆を言うと、それしなくて、コネなし金なし経験なしの起業でしたので、本からインプットするしか方法がありませんでした。
そのため、1日1冊から2冊と決めて本を読んでいまた。多い時は月60冊、少なくとも月20~30冊は読んでいた計算です。
「1日1冊は本を読む」と自分で決めていました。「読むまでは寝ないぞ」みたいな勢いです。
結構、当時は自分をストイックに追い込んでいたので、読まないと寝ないほどでした。
もちろん、このコラムを読んでいる皆さんは、そんなことを真似する必要はありません。
そうした経験から、トレーニングが一切いらなくて、しかも最先端の脳科学を取り入れた速読法として確立させたのが「死ぬほど読めて忘れない!高速読書」です。
■本は誰でも手に入る平等のツール
本というのはお金がなくても、書店に行けば、月に何冊かだったら買えます。
もし、本当にお金がなかったら、それこそ図書館に行けばいいわけです。そこに、学びに対する言い訳はおそらくあまり存在しにくいと思うのです。
誰でも手にできる武器、その唯一のツールが『本』だと私は考えています。
私は子供の頃に親を失っています。そのため、唯一、本が親みたいなものでした。起業したときも本からすべてを学んできたし、コミュニケーションや会話術も、本を読むことで手に入れてきました。
誰も私に何も教えてくれなかったけれども、本からすべてを学んで、人とのつきあい方、プレゼン手法、マネジメントの方法やマーケティングのやり方、さらには資産の増やし方まで学んできたわけです。
そうして、今では会社経営とは別に、投資家として3億の資産を形成して、日経ヴェリタスや週刊ダイヤモンドから取材されるまでになりました。
■本から誰でも学べる!だったら速く読んだ方がいい
正直、本から誰でも学べるんです。だったら、やっぱり早く読んだ方がいい。
なぜなら1冊に3時間もかけてしまうと、量を読めないよね。で、量読めないと、やっぱり入ってくるノウハウも少なくなり、成果が出る前に疲れてしまいますよね。
だいたい、1冊20分で読むことを目指しましょう。もちろん、特別なトレーニングはいりません。だれでもできる方法があるのです。
■速く読んで即行動して、キャリアや私生活を充実させる
あとは、その本をどう速く読んで、記憶に残していくか。そして、行動やアウトプットにつなげるかです。
たとえば、子育てや子供の教育に悩んでいる場合、本から学んで、それを子供との接し方にすぐに使えたら素晴らしいと思いませんか?
このアウトプットのコツさえ知ることができれば、誰でも環境を選ばずに問題を解決できたり、成長していけるし、周囲の環境を良くしていける。そう考えています。
では、どうすれば、速く記憶に残して、即行動に移せるのか。そこには最先端の脳科学が密接に絡んできます。
(つづく)
次回コラムまで待てない方はこちらをチェック̻̻
≪日本脳科学認知心理協会理事 上岡正明さんの他の記事をチェック!≫
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