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貯まらない40代、食費が毎月8万円以上だとヤバい?支出平均でチェックする「自動節約」の方法

OTONA SALONE / 2019年12月1日 11時30分

今年もあっという間に年末。2019年になり、令和という時代を迎え、消費税が10%になるなど目まぐるしく過ぎてきたような気がします。お金を貯めようと思っていたのに気がつけば今年も終わりです。あらためて給料の使い道を平均と比べて今年の使いすぎを見なおし、来年「貯まる女」になる計画を立てていきましょう。

 

■40代の支出の平均は…約31万円!

まずは、二人以上の世帯の消費支出を「世帯主の年齢階級別」に見てみましょう。

40歳未満の世帯は1世帯当たり1か月平均25万6,160円であるのに対し、40~49歳の世帯は31万5,189円!

6万円以上多くなっています。(参照:総務省家計調査報告(家計収支編)―平成29年(2017年)平均速報結果の概要―)

共働きが増え、世帯の1か月収入が増えているので、支出も多くなっているのだと思われます。

おひとりさまの場合はここまで多くはないかもしれませんが、そこから何%位どんな支出に使っているのかで比較してみましょう。

 

■そのうち食費は、支出の25%!どう減らせばいい?

食料7万7100(24.46%)…世帯支出の約4分の1が食費という結果です。これは多すぎですね。

家族4人だとしても5万円前後におさえたいところ。食費の節約ポイントは外食・コンビニを減らすことです。

毎日スタバでほっと一息するのが日課などという場合、1か月20日ほど仕事の日だけ行ったとしても、1杯税抜きトールで330円×20日=6600円になってしまいます。

また、コンビニで500円のお弁当を20日間買うだけでも10000円。食費の多くを占めてしまうことになります。

このような普段の何気ない支出を上手にカットするのがストレスのない節約のポイント。たとえば、マイボトルを持参し、1杯50円のドリップパックを使えば50円×20日=1000円でマイナス5600円に。

お弁当も前日の夕飯や当日の朝ごはんと一緒に考え、上手にリメイクして材料費を100円程度に抑えれば、100円×20日=2000円。コンビニ弁当より8000円安くできます。

この2つの見直しだけで13600円支出を減らすことができるのです。食費は、自炊率を上げるとかなり減らすことができます。

 

■交通・通信費も意外にイタい。平均は支出の15%!?

交通・通信の平均は4万8212円で支出の約15%でした。これもちょっと考え物です。

交通費はやむを得ないとしても、通信費は積極的に見直しが必要でしょう。電話をかけたり受けたりネットを使うという通信するための費用はまさに「かけ流し」。

温泉なら魅力的ですが、通信費の「かけ流し」は何も幸せを生みません。同じことが安い費用でできないか比較検討してみましょう。

比較の方法は簡単。家電量販店のスマホコーナーや格安スマホのショップで見積もりをとるだけで、費用はかかりません。

2年契約の違約金約1万円を気にしてほったらかしにしているケースもありますが、格安スマホにして数カ月で元がとれてしまうことも。ひやかし半分でもいいので、見積もりしてみましょう。

通信費は毎月出ていく固定費です。一度見直すとその後ずっと支出を減らすことができます。

ちなみに保険医療の支出平均は1万0089円でこれも固定費です。なんとなく加入している保険はただの無駄遣い。大切なお金を払って加入するのであれば、どんな保障が欲しいという具体的な自分のニーズを理解して選びましょう。

 

■これはセーフ?教養・娯楽費の平均は支出の11%

教養娯楽費の平均は3万4186円。支出の約11%が貯蓄できているのであれば、さほど多くない割合といえます。

逆に、貯金もせず、むしろカードのリボ払いなどで借金生活になっているのであれば多すぎです。

教養とは自分を高める費用なのであまり削りたくない部分でもあります。自己研鑽のために資格を取得したり、本を読んだりすることは大人の女性として必要だと思います。

娯楽費も、普段頑張っている自分へのご褒美やモチベーションアップのためには不可欠なものです。貯金が手取りの10~20%できているのであればこの割合はOK.できていなければ減らすことを目標にしてみましょう。

 

■お洒落の費用の平均は支出の4.7%

「被服及び履物」というお洒落に関する費用の平均は1万4725円。支出の約4.7%です。

20万円の支出で考えると4.7%は9400円ですから、妥当なところといえそうです。

ただし年間で考えるとかなりの支出になりそうです。流行りの服はお手頃なファストファッションで済ませ、定番のものは質のいいものを長く使うなどメリハリをつけた買い方をするとよいでしょう。

ここも絞りすぎては心が貧しくなる分野。効率的に節約するためには、まず期間限定特典のキャッシュレスポイント還元を利用して数パーセントのキャッシュバックを受けましょう。

また、普段買い物をするデパートがある程度決まっているなら、見逃せないのは「友の会」システム。大抵は1年分積み立てると1カ月分プラスされたポイントがもらえます。

 

■使途不明金の平均は支出の26%、これは大問題です!

「その他の消費支出」は8万2163円となっておりなんと約26%。

沢山の方のサンプルをとった結果部類分けしにくかったことが大きな要因だと考えられますが、「その他」の支出はいわゆる「使途不明金」に近いものも含まれます。

やりくりが上手くいかないのは、自分が何にいくら使ったか把握できていない「使途不明金」が多いから。

自分の生活を振り返って、さほどお金を使った気はないのにいつの間にかお金がない…という場合は、まず買い物したら必ずレシートをもらい支出額だけでも書き出してみましょう。

意外と我慢できたな、とか必要というほどでもなかったなという支出があり次からの反省材料になるものです。

■まとめ

40代の給料の使いみちの平均を紹介しましたが、ライフスタイルは人それぞれ。自分に合わせて「楽しむこと」と「我慢ややりくりをすること」のメリハリをつけると貯金もしやすくなってきます。2020年に新しい目標をたて、「貯まる女」になってください。

 

稲村優貴子
ファイナンシャルプランナー(CFP🄬)、心理カウンセラー、ジュニア野菜ソムリエ
大手損害保険会社に事務職で入社後、お客様に直接会って人生にかかわるお金のサポートをする仕事がしたいとの想いから2002年にFP資格を取得し、独立。現在FP For You代表として相談・講演・執筆活動を行っている。日経ウーマン、北海道新聞などへの記事提供、テレビへの取材協力など各メディアでも活躍中。著書『年収の2割が勝手に貯まる家計整え術』河出書房新社。趣味は、旅行・ホットヨガ・食べ歩き・お得情報収集。FP Cafe登録パートナー。

 

≪ファイナンシャルプランナー(CFP🄬) 稲村優貴子さんの他の記事をチェック!≫

 

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