「まぶた」ではありません!「睫」の読み方、知っていますか?
OTONA SALONE / 2019年12月26日 11時30分
漢字にはたくさんの種類がありますが、部首のおかげで「何を表しているのか」が伝わることがあります。
例えば魚の名称を表す漢字であれば「魚(さかなへん)」が、体の部位を表す漢字であれば「月(にくづき)」で表されます。
ただ、部首だけでは読み方が分からないのが漢字の厄介なところ。何を意味しているのか察せても、読み方が分からず苦労したことがある人も少なくないのでは?
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。
「睫」の読み方、知っていますか?
「睫」の「目」の部分から「目に関係する言葉だ!」と連想できるかと思います。ただし、目元を表す言葉ではありますが「まぶた」は間違い。「まぶた」は「瞼」または「目蓋」と書きます。
では「睫」はなんと読むでしょう。
一般的には「睫」と「毛」がセットで表されることがほとんどです。
「睫毛」・・・もう分かりましたね?
「まつげ」です。
「睫」1文字でも、もちろん「睫毛」でも「まつげ」と読むことができます。
「睫」の右側は「すれすれに接する」意味をもつとのこと。そして「まつげ」の「ま」は「目」を表し、「つ」は現代でいう助詞「の」を意味します。
すなわち「まつげ」とは「目の毛」という意味。「すれすれに接する」の意味もあいまって、「睫」は目のギリギリに生えた毛を意味するのです。
なお、目周りの漢字に関連して「眉(まゆ)」「眉毛(まゆげ)」の由来もご紹介します。
「まゆげ」の由来には諸説ありますが、『日本国語大辞典』の「語源説」によると、「まゆ」には「目上(マウヘ)」「目上毛(マウヘゲ)」が転じた説や「眉」を「マミ」とも読むことから、「眉」の呉音※「ミ」から来ているという説もあります。
※遣唐使などが当時の長安付近の発音を学び持ち帰る前から、すでに日本に定着していた漢字音のこと
また「眉」は、目の上の毛を表す象形文字なんだとか。
漢字から読み方を連想するのは難しいですが、由来を調べてみると意外とシンプルな成り立ちだったりします。
参考文献
外部リンク
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