40代になっても初恋が忘れられない人は多い? その理由や心理
OTONA SALONE / 2020年1月12日 22時0分
彼氏がふと初恋の話をしたら「まだ引きずってるの?」といらっとしてしまうかもしれません。逆に、今の彼氏がとても大好きなのに、なぜか初恋の頃を思い出してときめいてしまう自分に、「どうして?」と思ってしまっている人もいることでしょう。
どうやら、初恋というのは、忘れられない人が多いようです。その理由や心理を取材してみました。
①理想を作り上げていた純情な頃の恋愛は若いうちだけ
「私はもうすぐ成人になるところですが、遅い高校生の初恋の相手を3年間引きずっていました。いつもファミレスに学校帰りに友達とドリンクバー目当てで通っていた時、勤務していたウェイターの人だったんですが、爽やかなイケメンでいわゆる一目惚れでしたね。何でそんなに惹かれていたかを振り返りました。理由は、商売上やっぱり笑顔を振りまくのが当然です。いつも屈託のない抜群のスマイルで表面上の良さをダイレクトに感じたことが、良い解釈をして理想を作り上げていたんだと思いました。でも、実際に恋愛をしてしまうと、理想のようには行くわけがないんですよね。それを気づけていなかった若い頃の、純情な思いというのはいつまでも色褪せないものです」(49歳/女性)
理想を作り上げているからこそ、“実在しない”素敵な彼が心の中を支配しているのかもしれません。
②たくさんの初めては強く記憶に残る
「こんなに人のこと好きになるなんてことあるんだ…って思ったくらい好きになった先輩がいました。完全に一目ぼれて彼女がいるとわかっても諦められませんでした。人生で初めての告白をしたら、『ありがとう』と言われて、電話番号を教えてもらえた時の喜びは忘れられません。そのあと、初めて異性と手を繋いで、キスをして、二人で芝生に寝転んで…たくさんの『初めて』を経験しました。『初めて』って強烈です。今では、初めて本当の意味で人を好きになった青春の思い出です。彼はどうしているのかな…なんて思うことは今でもあります」(43歳/女性)
人生における『初めて』は記憶に強く残ります。その多くの『初めて』を経験することになる初恋は、たとえ今は気持ちがなくても忘れられないものなのでしょう。
③打算なく純粋な思いで付き合えるのは学生のうちだけ
「学生の頃は何も考えず、同じクラスの人と仲良くなってキャーキャーしていました。でも、社会人になったらやっぱり、同じような地位にある人や給料を得ている人が自然に集まってしまうんです。友達でもそうなのに、恋愛をするとなったら、良いパートナーを選ぶのは当然です。今は、自分はそれなりに給料があるけれど、やっぱり彼氏の収入が少なくて仕事に対していい加減だといらっとしてしまうから、そんな男性とは付き合いません。気づいたら医者などそれなりの肩書きがある人を選んでしまっています。学生のうちは、そういう無意識のバイアスがないからこそ、本当に純粋な気持ちで、『好き』というだけで恋愛をしていたんだなあと思います。交通費を浮かせて3駅歩くとか、そういう青春の思い出も、今ならしようと思えないからこそ大切です」(45歳/女性)
女性は本能的に、妊娠中や育児中に守ってくれる男性を求めるため、“優秀な男性”や“良い遺伝子”を求めがちです。社会に出れば一層、そういう本能に囚われてしまうのかもしれませんね。
多くの場合、初恋はあくまでも“美化された”素敵な思い出です。今のあなたや彼に対して恋する気持ちは本当なはずですから、初恋で「もやっ」としても蓋をするのが良いかもしれませんね。
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