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「花粉症が悪化した人」は知らないうちにコレをやってる?原因チェック10

OTONA SALONE / 2020年2月1日 8時0分

こんにちは、神戸市垂水区にある漢方薬店「CoCo美漢方」の田中友也です。鍼灸師、国際中医専門員の資格を取り、日々、薬店と鍼灸院で皆さんの健康相談に乗っています。

 

2月は暦の上では春になりますが、まだまだ寒い日が続きますね。

2月上旬ごろから話題に出始め、ピーク時期になると多くの方を悩ます「花粉症」。

日本人の国民病とも言われ、4人に1人が花粉症と言われます。

「免疫力が低下している」と思っている方も多いですが、実は逆で、ざっくり言うと「免疫機能の頑張り過ぎ」が原因です。

では免疫力を過剰に頑張らせないためにはどうすれば良いか…今回は『花粉症の時期に注意する10のこと』をチェックリストとしてご紹介していきます。

 

☑1・ストレスや疲れを溜め過ぎていないか

ストレスや疲れを溜め過ぎると自律神経が乱れ、免疫のバランスが崩れてしまいます。

免疫のバランスが乱れると少しの花粉にも過剰に反応してしまいます。

そのせいで花粉症が悪化すると余計にストレスや疲れも溜まってしまう悪循環に…。

日頃から自分なりにこまめにストレスを発散して、疲れを溜め過ぎないようにこまめな休息を心がけましょう。

☑2・睡眠が不足していないか

睡眠不足が続くと免疫やホルモンバランスが乱れやすくなり、①と同じように花粉症に過剰に反応してしまします。

花粉症の症状がひどくなれば、鼻づまりやくしゃみなどで夜眠れなくなり、余計に花粉症の症状もひどくなります。

出来れば就寝1時間前からスマホやPCを見るのはやめて、心身ともにリラックスした状態でその日のうちに寝るようにしましょう。

☑3・「肥甘厚味」に偏っていないか

甘い物、脂っこい物、味付けの濃い物、冷たい物、乳製品。

これらの食材は「肥甘厚味(ひかんこうみ)」と呼ばれ、花粉などから体を守るバリア機能「衛気(えき)」をつくる脾(胃腸)に負担をかけ、弱らせる原因になります。

他にもサラダや冷たいヨーグルトなど体を冷やす物も同様に脾を弱らせる原因になります。

花粉症がひどい方は普段から出来るだけお粥やおみそ汁など温かくてあっさりした和食を中心に食べ、食べ過ぎないようにしましょう。

☑4・アルコールをちょっと飲み過ぎていないか

ストレス発散のため、毎日の晩酌が楽しみな方も多いと思います。

お酒は血管を拡張させ、鼻詰まりや充血、頭痛などの症状を起こりやすくさせてしまいます。

さらにおつまみは脂っこくて味のこってりした物も多いです。

上記のように胃腸を弱らせ、根本的に花粉症を悪化させる体質になってしまいます。

得に花粉症の時期はお酒はほどほどに。

☑5・タバコを吸いすぎていないか

タバコの煙にはアレルギー症状を悪化させる化学物質が含まれています。

さらに煙そのものも花粘膜を直接刺激するので、花粉症や鼻の症状は悪化します。

また、タバコは肺を直接汚し、働きを低下させます。

くしゃみや咳、痰が出ているような方は余計に悪化させる原因になるのでタバコを吸っている方は控え、吸っていない方もタバコの煙には出来るだけ近づかない、吸い込まないようにしましょう。

☑6・体を冷やしていないか

身体を冷やすと免疫力のバランスが乱れやすくなります。

何度も書いているように免疫力のバランスが乱れる事で、花粉に過剰に反応してしましまう。

春先はつい薄着をして冷やしてしまう方も多いので、マフラーやカーディガンなど1枚羽織るものを持ち、身体を冷やさないようにしましょう。

また普段はついシャワーでサッとすましている人も、この時期は40℃前後のぬるま湯で体を芯からしっかり温めましょう。

☑7・慢性的な運動不足になっていないか

花粉症の時期は外に出るとくしゃみや鼻水が出るので、つい外に出る機会も減り運動不足になります。

適度な運動で体を動かし、汗をかくことは、身体をリラックスさせてくれ、自律神経のバランスが整え、身体の緊張もほぐしてくれます。

ヨガやストレッチ、階段の上り下りなど室内で出来ることや朝早くの花粉が舞い上がってない時間にウォーキングやランニングするようにしましょう。

☑8・花粉に体を晒していないか

当たり前ですが、目や鼻、のどなどの粘膜に杉やヒノキなどの花粉がつくことで花粉症の症状が出ます。

外出時はマスクや帽子、メガネ、花粉症ゴーグルなどを着用して出来るだけ花粉そのものを体に近づけないようにしましょう。

また、風の強い日や晴れて暖かい日、雨上がりの翌日は花粉の飛散量が増えるので、不要な外出は避けるようにしましょう。

☑9・花粉を家に持ち帰っていないか

帰宅時も玄関に入る前にコートやマフラー、ニットなど衣服に着いた花粉をしっかり払落し、家の中に持ち帰らないようにしましょう。

帰宅した後もすぐに手洗いうがい、出来れば洗顔をして顔周りに着いた花粉も落とすようにしましょう。

鼻をかむのも鼻粘膜についた花粉を追い出すことになるので、おススメです。

☑10・日中に部屋を換気していないか

花粉がたくさん飛ぶ季節でも換気は必要です。

新鮮で綺麗な空気を肺いっぱいに吸い込むことは、呼吸器系の大掃除とトレーニングになります。

日中は花粉もたくさん飛んでいるので、早朝や夕方以降の花粉の量が少なくなる時間に空気を入れ替えるようにしましょう。

以上が『花粉症の時期に注意する10のこと』になります。

基本的には規則正しい生活と食習慣です。

今のうちからこれらの事に気をつけて生活していると、今年の花粉症はいつも以上に楽に過ごせると思います。

どうしても花粉症がツラい時は漢方薬も効果的ですよ。

ご相談ください。

 

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≪国際中医師、鍼灸師、CoCo美漢方 田中友也さんの他の記事をチェック!≫

 

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