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ヒントは食べ物!「鹿尾菜」の読み方、知っていますか?

OTONA SALONE / 2020年7月10日 11時30分

 

一般的にひらがなで表記されることが多い言葉にも漢字があります。「なんでこう読むの?」と思ってしまうような漢字もありますが、その漢字が当てられた理由などを調べてみると、日本語の奥深さに触れることができます。

本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。

「鹿尾菜」の読み方、知っていますか?

「鹿尾菜」の読み方は?

「鹿尾菜」はその漢字から「多分、鹿の尾のような形をした葉っぱって意味なんだろうな」とまでは思い浮かぶと思うのですが、実際にそんな植物が思い浮かぶかと言われると…。

実際に「鹿尾菜」の語源は、その植物の姿が鹿の尾のように見えることから来ているのですが、私たちが普段目にしている「鹿尾菜」からは想像しにくいのは事実です。

そう、実は「鹿尾菜」は日常生活で目にすることがあるものの一つ。和食で使われることが多く、煮物や佃煮でおなじみの食べ物です。

正解を見てみましょう。

正解は…

「ひじき」です。

「鹿尾菜」とは

ホンダワラ科の褐藻。干潮線付近の岩上に生え、冬から春にかけて繁茂。円柱状で多数の枝に分かれ、長さ50センチ~1メートル。若いうちに採取して乾かし、食用にする。

出展元:小学館 デジタル大辞泉

今の世の中は多種多様な食べ物であふれているので、食べる機会は減ってしまったかもしれませんが、「ひじきの煮物」や「ひじきの佃煮」を食べた経験はあるのではないでしょうか。

「鹿尾菜」の由来ですが、『衣食住語源辞典』には“西海からとれるヒジキの形が鹿の尾の毛に似ていることによる。”とあります。また日本ひじき協議会のホームページでは、由来の詳細はわかっていないとしながらも、以下のように記載されています。

良い状態のヒジキの芽一粒一粒をよく見るとピンと跳ね上がっている鹿の尾のように見えることから付けられたと言う説が有力なようです。

引用元:「ひじき」を漢字で書くと「鹿尾菜」または「羊栖菜」ですが、「羊栖菜」の由来をご教示下さい。 日本ひじき協議会

鹿の尾の写真と、普段私たちが食べている黒っぽいひじきの写真を見比べると、正直「そうかなあ…」と思ってしまう人もいるかもしれませんが、採ったばかりのひじきは似ているのかもしれません。いつか見比べてみようと思います。

 

参考文献

  1. 海藻のひじきを漢字表記すると「鹿尾菜」とあてることがあるが、それは文字通り形態が鹿の尻尾に似ているからか…|レファレンス協同データベース
  2. 日本ひじき協議会

 

≪レビューライター 片山香帆さんの他の記事をチェック!≫

 

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