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40代女性は「美容費」を月にいくらかけている?35歳を境に減るものって?

OTONA SALONE / 2020年7月19日 11時30分

いつまでもキレイでいたい。

そう思っていても、女子力高めで頑張っている人と、テキトーに済ませる人は年を重ねるごとに二極化していくような気がします。

平均データを見ると単身女性の年間理美容用品代は5万3082円、1ヶ月あたり4423円。ご自身と比べていかがでしょうか?

内訳をみると35歳がお肌の曲がり角であることを実感します。項目ごとの平均値を紹介します。

 

年間トータルの理美容費が減るのは35歳から。その背景は?

家計調査報告2019年によれば、「単身女性」の年間理美容品代は年間5万3082円。

 

内訳を年代別で見てみましょう。年代は3段階に分かれています。34歳まで、35歳~59歳、60歳以上です。

 

34歳までは8万2259円で前世代の平均値の約1.5倍、一か月当たり6854円で、各年代の中でトップです。若いうちは収入もさほど多くないので家計に占める美容費の割合も高いのでしょう。美意識が高く美容にお金をかける世代といえそうです。

 

ところが、35歳~59歳は7万8993円、一カ月あたり6582円と減少。60歳以上は3万9512円で一カ月あたり3292円です。

 

35歳以降になると、仕事も中堅どころになり、収入もアップしている人が増えているにも関わらず美容費が減っているのです。外見だけでなく、趣味や生きがいにお金を使う意識が増えていくのかもしれません。

 

かくいう筆者は後者。株主優待のカタログギフトに載っているオールインワンジェルでブランド問わずあるもので間に合わせ、ファンデや色モノは残りものでしのぎ、数年買っていないので年間美容費は1万円弱。女子力ゼロに等しい状態です。

 

いっぽうで、35歳から増えていくのが基礎化粧品

理美容品費全体としての平均は減っていますが、項目別でみると基礎化粧品類の平均支出額は35歳から増えています。まさにお肌の曲がり角、小じわ、ほうれい線、しみが気になるお年頃にさしかかることが理由でしょう。

化粧クリーム、化粧水、乳液とお肌のお手入れをする基礎化粧品の項目は1.3倍~1.8倍ほど増えているいっぽう、ファンデーション代が減っているのは少し意外な結果でした。

 

カバー力の高い質のいいものを選ぶと金額も上がりそうですが、17%もダウンしています。しっかり、肌そのものを整えたいという傾向の現れでしょうか。

 

実際、大手化粧品メーカーの年代カテゴリー別基礎化粧品ラインナップの年代が上がるほどお値段も上がります。それに合わせていくことで支出額も増えていくのは当然ともいえます。

 

その反面、35歳から減っていくのはバスタイムと色物系

ここまでの流れだと35歳から美容費は増えているように思えますが、いっぽうで減っていくものもあります。

 

若い時にお金をかけていた、バスタイム関連アイテムと、口紅やその他の化粧品、アイシャドウ、チーク、アイライン、マスカラなどの色物系が減ります。

 

もしあなたが流行や季節に合わせてポイントメイクを買い足したり、少しリッチな浴用石鹸を使ってバスタイムを楽しむのなら、「気持ちが若い」女性の消費スタイルだとも言えます。

 

 

35歳からは見えないところにお金をかける

では、増えていくものは何なのでしょう? これは私もわかる!と思ったのが、プチリッチ感が味わえるところにはお金をかけるという点です。

 

私は、一日のご褒美にシャンプーくらいはお気に入りをとロクシタンを愛用。歯ブラシも、20代の時は磨けりゃいいやと旅先のホテルでもらったものを使うこともありましたが、今はシステマのかためでスカッと磨きたいのです。

 

このように、見えないところにお金をかけるようになりました。家計調査でも、同様の結果になっていて興味深く感じました。

 

自分の生きがいをそこまで切り詰めないこと

小さなボトルの美容液も数万円しますから、美容費はかけようと思えば際限がありません。自分磨きは生きがいでもあります。自分の懐と相談しながら、平均を参考にして女性であることを美容を通じて楽しんでいきましょう。

 

参照:家計調査報告2019年 男女年齢階級別 1世帯当たり品目別支出金額(単身世帯)

 

稲村優貴子
ファイナンシャルプランナー(CFP🄬)、心理カウンセラー、ジュニア野菜ソムリエ
大手損害保険会社に事務職で入社後、お客様に直接会って人生にかかわるお金のサポートをする仕事がしたいとの想いから2002年にFP資格を取得し、独立。現在FP For You代表として相談・講演・執筆活動を行っている。日経ウーマン、北海道新聞などへの記事提供、テレビへの取材協力など各メディアでも活躍中。著書『年収の2割が勝手に貯まる家計整え術』河出書房新社。趣味は、旅行・ホットヨガ・食べ歩き・お得情報収集。FP Cafe登録パートナー。

 

≪ファイナンシャルプランナー(CFP🄬) 稲村優貴子さんの他の記事をチェック!≫

 

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