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【40代編集長の婚活記#208】40代独女が「受け身」体質になったワケ

OTONA SALONE / 2020年7月29日 17時0分

40代にして婚活歴4年、OTONA SALONE編集長・アサミ(48歳)。これまでに婚活パーティ、婚活アプリ、紹介婚活、個室婚活などでたくさんの男性と出会い、デートをしてきた。

現在婚活中のお相手は、婚活アプリで知り合った50歳の眼科医・レンズさん。メッセージ交換で意気投合、ついに3回目のデートに誘われるが……。この物語は40代独女の「実名+顔出し」で書いている、リアル婚活ドキュメントである。

 

3回目デートの約束

3回目のデートを誘ってくれたレンズさん。ゴルフの練習デート、ランチデートときて、今度はディナーの誘いだ。流れとしては、いい感じな気がする。

レンズ「何が食べたいですか?」

アサミ「先日はフレンチでしたものね。今度はエスニックとかいかがでしょうか?

レンズ「ベトナム料理はどうですか?」

アサミ「いいですね。好きです!」

レンズ「では場所は改めて連絡しますね。来週土曜、19時でいいでしょうか」

案外サクサクッと3回目デートは決まった。

 

過去の恋愛を反省して

「デートに、能動的になろう」

婚活を4年やって大事だと感じたことのひとつが、コレだ。過去の恋愛を振り返ってみると、私は圧倒的に受け身だった。

誰かをデートに誘うこともしなかったし、誘われたとしてもデートプランはお任せだった。乗り気じゃないときは言わずもがな、あったときでさえ基本的に相手にお任せしていた。

なんで私は恋愛やデートに対してこんなに受け身だったのだろう……。

恋愛以外も! プライベートは「受け身」

恋愛やデートだけじゃない。プライベートでは、基本的にずっと受け身だったのだ。よっぽど仲のいい相手ではないかぎり、自分から計画したり、誘ったりしてこなかった。

一人行動の計画はできる。毎年、一人旅をしているくらいだから。

誰かを誘うことが基本的に苦手。

理由は、「断られるのがこわい」からだ。

自分から誘って、断られて、傷つきたくない。だから、基本的に誘わなくなった。その原因は、たぶん20代の頃にある。

 

さかのぼること20年以上前

20代半ば、某ファッション誌編集部にいたときのこと。当時、その編集部ではある有名カメラマンと蜜月関係にあり、表紙や巻頭の撮影はもちろん、毎月いくつかの企画を依頼していた。

そのカメラマンと仕事をする場合、打ち合わせ、コーディネートチェックなどすべて彼の事務所まで行くことがスタンダードだった。打ち合わせは1回で終わることはなく、必ずダメ出しがあった。彼が納得するまで編集担当者は企画の構成案のコンテを何度も直し、そのたびに打ち合わせのため足を運んでいた。

いまでは考えられないが、そのくらい非効率的な仕事がまかり通っていた時代だった。

 

22時過ぎ、編集部での出来事

ある夜、22時を過ぎた頃。編集部で仕事をしていると、ファッション担当のKさんが外出先から編集部に戻ってきた。

アサミ「あれ? こんな遅くにどうしたの?」

K「あのカメラマンさんと打ち合わせだったんですけど、コンテが通らなくって。明日、打ち合わせやり直しになったんです」

アサミ「えぇ~!? 編集長のOKは通ったコンテでしょ?」

K「うん。でも何を伝えたいかわからないって。明日までにやり直さないと……」

いまにも泣きそうなKさんを放っておくことができず、しばらくの間、彼女の話を聞いていた。カメラマンにかなりのダメ出しをされ、相当、心がつらくなっているようだった。

帰り際、彼女を誘ってみる

それから1時間くらい経った頃、私は仕事の目途がついて帰宅することにした。Kさんはまだ仕事をしているようだった。

アサミ「まだ終わらなそう?」

K「はい……」

アサミ「もう遅いし、今日は一旦切り上げて、軽く飲みに行かない? 気分転換に」

さほど親しい関係性ではなかったけれど、放っておけない気がして声をかけた。

K「そうですね……。でも、今日は終わるまでやっていこうと思います。明日また打ち合わせだし」

 

エレベーターを待っていると

アサミ「そっか。明日だもんね。無理しないでね」

そう言って、編集部を出た。入り口で、別の編集部のYさんとすれ違った。普段はあまり見かけないYさんがこのフロアに来るなんて、珍しいなと思った。

エレベーターを待っていると、編集部の中から声が聞こえた。

Y「あー、Kさんがいた。久しぶり! まだ終わんないの? 飲みに行こうよ」

Kさんを誘う声がした。

K「いいですよ。あと10分待っていただけますか?」

その声を聞きながら、私はエレベーターに乗った。

 

即答でOKした……!?

なんの躊躇もなかった……。

私がKさんを誘ってから、5分も経っていない出来事だった。Yさんからの誘いに即答でOKしたKさん。

落ち込んだ。傷ついた。

そして、自分の不甲斐なさを痛感した。Yさんとは飲みに行きたいと思っても、私とは行きたいと思わないってことか……。

KさんとYさんは以前同じ部署だったし、もともと仲が良かったのかもしれない。でも、ほんの数分前は「終わるまでやっていく」と断ったKさんが、アッサリYさんの誘いにOKするとは。

私が誘っても断られる

Kさんとそれほど親しかったわけじゃない。でも、落ち込んでいた彼女を少しでも元気づけられたらと思って誘ったことだった。そして、断られるまでは仕方ないと受け止めていたけれど。

私じゃない人が誘ったら、行くんだ。って言うことは、私に魅力がないんだ。自信なくすな……。プライベートで自分からあまり人を誘わなくなったのは、この経験がひとつのきっかけかもしれない。

 

そこにまた「気ぃ使い」な性格も加わった。基本的に物事に対して、好きと普通はあるけれど、嫌いとは言わなかった。「嫌いがない自分でいようとした」部分もある。

私はどんな提案も否定しないし、合わせられるから。このスタンスがよりいっそう受け身な性格を形成していったのだ。

 

 

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【次回は8/5(水)17時の更新。お楽しみに!】

【前回はコチラ】

【40代編集長の婚活記#207】もしかして彼は? 2回目デートで気づいたこと

 

【「婚活記」の過去記事一覧はコチラ】

 

 

≪OTONA SALONE編集長・婚活コラムニスト 浅見悦子さんの他の記事をチェック!≫

 

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