【40代編集長の婚活記#224】48歳独女、デート後に「ある病」を発症!?
OTONA SALONE / 2020年11月18日 17時0分
40代の婚活は、予期せぬ出来事がたくさん起こる。婚活歴4年のOTONA SALONE編集長・アサミ(48歳)は、4年間で100人以上もの男性と出会ってきた。
婚活アプリで出会った59歳の会社役員・ロマンさん。初デートのアフタヌーンティーを終えて家路につく途中、ものすごく疲労困憊している自分に気づき──。この話は40代独女の「実名+顔出し」で書いている、リアル婚活ドキュメントである。
ロマンさんとのデートを終えて
ホテルのエントランスを出て、ロマンさんと別れた。本当はロマンさんと同じ銀座駅に向かったほうが便利なのだが、「早く一人になりたい」と思いあえてこう言った。
アサミ「私は日比谷駅なんです。それじゃ、今日はありがとうございました」
そして、足早に日比谷駅へと向かった。
聞き取れない会話をするロマンさんと過ごした2時間。正直、疲れ切っていた。そこから解放された帰路、あぁ、やっぱり一人ってラク! ストレスがない! 改めてそのことを噛みしめている自分がいた。
久しぶり気づいた「ある病」
似たようなことが以前にもあったことを思い出した。ジェントルさんとの2回目デートのときだ。
そろそろ私、一人になりたいかも……。
始まってしまった、「早く一人になりたい病」。時刻は17時半を過ぎていた。11時に待ちあわせをしてから6時間半、ジェントルさんと一緒にいる。
彼がイヤなわけじゃない。ゲイ疑惑も解消して安心もした。フツウならこの後の展開にワクワクするのかもしれない。けれど、それよりも私はなんだか……疲れた!
疲れてしまうと他人と一緒にいることが苦痛になる「早く一人になりたい病」だ。
疲れの原因を考える
お相手に対して大変失礼なのだけれど、ときどき発症してしまう「早く一人になりたい病」。ジェントルさんのときは、2回目デートにして途中に初対面の人も混じったり、6時間半という長時間というせいもあるだろう。最終的にジェントルさんとはお付き合いをし、24時間以上一緒にいたこともあったけれど疲れなかったのだから、ま、途中のハプニングが疲れの大きな原因だろう。
今回のロマンさんは、それとはまた違う。相手の話を必死に聞き、断片的にわかる情報でなんとか類推して返事をする。例えるなら、英語で話をされてわかる単語だけでなんとか解釈して返事をする、みたいな感じだ。
話していることがよくわからないって、こんなに疲れるし、こんなにストレスなんだ。
初めて「一人になりたい病」に気づいたとき
ただ「早く一人になりたい病」は、デートで発症するわけではない。これを自覚したのは、2011年3月11日──つまり、東日本大震災のときに遡る。
その日、私は夕方から当時書所属していた雑誌の表紙撮影日だった。15時に会社から撮影スタジオへ向かう予定だった。その直前に、未曽有の出来事が起こる。揺れがおさまり、会社から帰宅命令が出た。けれど私は帰れなかった。
というのは、撮影スタッフ全員との連絡がつかない。携帯電話が通じないからだ。当時の会社の警備室に置かれていた緊急電話やSNSなどを駆使してなんとか全員に連絡がついたのは18時半を過ぎてからだった。そして約3時間くらいかけて徒歩で帰宅。
その間、ずっと思っていたのが「家に帰って早く一人になりたい」だった。「一人でいたくない」と思ったという人もいる中、私は一人になりたかったのだ。
もう恋愛はしないと思っていた
2011年3月11日に、私はもう気づいていた。自分が人並みはずれた一人好きであること、他人と長時間一緒にいると疲れてしまうこと。つまり、結婚不適合者だということに……。
それから5年経った2016年8月にちょっとした勢いで婚活を始め、いろんな出会いを繰り返すうちに、恋愛することがステキなことだとわかってきた。過去の経験から男性不信もあって、恋愛はもうしないと思っていたけれど。
恋愛ってステキなものかも
優しくて、知識が豊富で、尊敬できる人だった。一緒にいることが心地よかった。
どうしたらうれしいだろう?
どうしたら相手のためになるだろう?
どうしたら理解できるだろう?
どうしたら伝わるだろう?
それまで、恋愛というものをちょっと恥ずかしく思っていた。自分の中ではカッコ悪いものだった。でも、そんなことない。恋愛って、誰かを好きになることってステキなことだ。
40代の恋愛で初めての経験
もちろん、良いときも、悪いときもあった。
愛情を伝え合うことも、安心感のある幸せに包まることも、異なる意見をぶつけ合うことも、ガマンしている自分に気づかされることもあった。フツーなら若い頃に経験するのかもしれない。でも、ずっと恋愛に正面から向き合ってこなかった私は、40代の恋愛で初めて経験した。
あまり感情の波を作りたくないほうなのだが、感情的にならざるを得なかった。でも、だからこそ今でも私の人生の宝物として心の中にある。もう二度と取り出せない宝物だけれど、一生の思い出。
結婚する気、ないでしょう?
「アサミさんって本当は結婚する気、まったくないでしょう」
少し前に、ある後輩から言われた。同じことは何度となく言われたし、ネットに書かれたこともある。
そして後輩にはこう答えた。
アサミ「結婚する気ありますよ。本気で結婚を考えた人もいるし」
その言葉にウソはない。ずっと一緒にいたいと思った。仕事も、家も、持ち物も、全部手放したっていい。そのくらいの覚悟をしていた。
何度か会えば変わる?
結局、その覚悟はムダに終わるのだけど……(苦笑)。
「早く一人になりたい病」を発症するときは相手にものすごく気をつかったとき。同じ相手でも気をつかわないようになると、ずっと一緒にいても大丈夫になる。
……っていうことは、ロマンさんとも繰り返し会っているうちに、気をつかわないようになるんだろうか? また会ってみたら違ったりするかもしれない?
ロマンさんからメッセージが届く
夜になってロマンさんからメッセージが届いた。
ロマン「今日はありがとうございました。アサミさんは話題が豊富なので、とても楽しかったです。ぜひ、またお会いさせてください」
楽しかったと思っていただけるのは、うれしい。ロマンさん、いい人だと思うし。メッセージ交換ではまったくわからなかった「声」「聴覚」という問題に気づいてしまったロマンさんとのデート。
次に会ったとして、聞き取りやすい声になるの? 疲れなくなるの? もっと一緒にいたいと思うようになるの?
ロマンさんのメッセージにどう返していいかわからず、メッセージアプリを閉じたのだった━━。
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