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【動物漢字】「しんてんじい」ではありません!「信天翁」は何と読む?

OTONA SALONE / 2020年11月26日 20時0分

普段はカタカナやひらがなで表記されることが多い動物の名前。実は漢字の表記もあるのだけれど、目にする機会が少ないだけに、「これ、何のことだろう?」となってしまうことも多いですよね。

そこで本記事では、意外な読み方をする動物の漢字を出題します!

「信天翁」は何と読むでしょうか?

「しんてんじい」と読んでしまいそうになりますが、違います。

「翁」という字は、「おじいさん」の意味がありますが、読み方は「おきな」「オウ」です。

「おじいさん」を漢字で書くときは「お爺さん」ですね。

では、「信天翁」は「しんてんおきな」や「しんてんおう」と読むのでしょうか。

実は「しんてんおう」と読んでも正解です。「しんてんおう」はこの動物の別名です。

しかし、もっと馴染みのある名前の読み方があるのです。

正解はこちらです。

「アホウドリ」です。

アホウドリは絶滅危惧種の鳥で、伊豆諸島鳥島と尖閣諸島のみで繁殖しています。

なぜ「信天翁」と書くのかというと、天から魚が降ってくると信じて一日中同じ場所で待っている老人のような鳥、を表しています。

アホウドリは、動きが鈍くてよちよちと歩きます。

また、飛び立つにも長い助走が必要で、鳥であるにもかかわらず、すぐには飛べません。

警戒心がなく、人から逃げることもありません。

このような特徴から、「信天翁」と呼ばれたのですね。

また、アホウドリという名前も同じ理由から、アホな鳥に由来しています。

「アホーアホー」と鳴くから「アホウドリ」だと思っていた人も多いのでは?アホウドリは「アホーアホー」とは鳴かないのです。

警戒心がなく、地上からすぐに飛び立つこともできないため、明治時代以降、アホウドリは人間によって乱獲されました。

アホウドリは翼を広げると2メートル以上にもなり、現存する鳥類では最大級です。

そんなアホウドリからはたくさんの羽毛を採取することができたのです。

乱獲によって絶滅寸前となったアホウドリは、現在では特別天然記念物に指定され保護されています。

ところで、アホウドリは英語だと「アルバトロス」です。

ゴルフをする人はピンと来ましたよね。ゴルフ用語のアルバトロスは、そのホールで定められている規定打席「パー」よりも3打数少なくカップインすることです。

ちなみに、1打数少ないと「バーディー(birdie)」=小鳥、2打少ないと「イーグル(eagle)」=鷹です。

それよりもっと難易度が高いアルバトロスは、大きな翼と風を巧みに使って何時間も羽ばたくことなく優雅に飛び続けることができるアホウドリにちなんでいるのですね。

日本語だとなんとも不名誉な名前をつけられてしまったアホウドウリですが、英語だとカッコイイですね!

 

≪ヘルスケアライター 青柳彩子さんの他の記事をチェック!≫

 

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