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「おおのこぎりくず」ではない。「大鋸屑」の読み方、知っていますか?

OTONA SALONE / 2020年12月1日 11時30分

漢字にはさまざまな読み方があります。「え、なんて読むの?」と戸惑ってしまうようなものもありますが、正しい読み方を知れば「ああ、確かに!」と納得できるものももちろんあります。

本記事では、読めそうで読めない漢字のクイズを出題します。

「大鋸屑」の読み方、知っていますか?

「大鋸屑」の読み方は?

「鋸」は「のこぎり・のこ」を表します。だからといって「大鋸屑」を「おおのこぎりくず」「だいきょくず」と読むのは間違い。

「鋸」が出す「屑」から連想されるもの、ありませんか?

正解は…

「おがくず」です。

「大鋸屑」は

鋸(のこぎり)で木材をひいたときに出る木屑。ひきくず。のこくず。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

を意味します。

私はずっと「『おがくず』の『おが』ってなんだろう」と思っていましたが、大型の鋸の呼び名が「大鋸(おが)」(大鋸で「おおのこ」とも読む)でした。大鋸で木材を引いたときに出る木粉だから「おがくず」です。

「鋸」の読みは

  • 音読み キョ
  • 訓読み のこぎり・のこ

であり、「が」と読むことはありませんが、語源を調べてみると「おが」は「大(おお・おほ)」+「ががり」が略されたもので、「ががり」は木材を引くときに出る音から生じた「大鋸」の俗称なのだとか。「おおががり」が略されて「おおが」となり、その音が変化して「おが」となりました。

 

大鋸屑に関連する言葉からもう一問。

大鋸屑に関連する言葉に「薙ぐ」とありました。「薙ぐ」の読み方、知っていますか?

私は「〜ぐ」という送り仮名から「そぐ」と読んでしまったのですが、「そぐ」の漢字は「薙ぐ」ではなく「削ぐ」と書きます。「削ぐ」と「薙ぐ」では意味も異なります。

「削ぐ」は

1 先端や出っぱりの部分を切り落とす。
2 斜めにけずる。斜めに薄く切る。
3 先を斜めに切ってとがらせる。
4 外に現れようとする勢いや、興味・関心などを奪い去る。
5 省略する。簡単にする。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

を意味します。

一方「薙ぐ」は

刃物を勢いよく横に払って切る。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

を意味します。

正解は…

 

 

 

「なぐ」です。

 

参考文献:大鋸屑(おがくず) – 語源由来辞典

 

≪レビューライター 片山香帆さんの他の記事をチェック!≫

 

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