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花粉症の人が「やってはいけない」考えてみれば当たり前な10のこと

OTONA SALONE / 2021年4月1日 6時0分

こんにちは、神戸市垂水区にある漢方薬店「CoCo美漢方」の田中友也です。鍼灸師、国際中医専門員の資格を取り、日々、薬店と鍼灸院で皆さんの健康相談に乗っています。

4月は転勤や転校、新入学、新学期、引っ越しなど何かと環境の変化が多い季節です。

また気温も高くなってくるので、最も春を感じられる1か月になりますね。

しかしGW近くまで、厄介な花粉も飛んでおり、まだまだ花粉症の皆さんにとってはツラい季節が続きますね。

日本人の国民病とも言われ、4人に1人が花粉症と言われます。

「免疫力の低下している」と思っている方も多いですが、実は逆でざっくり言うと「免疫機能の頑張り過ぎ」が原因です。

では免疫力を過剰に頑張らせないためにはどうすれば良いか…今回は『花粉症の時期にやってはいけない10のこと』をご紹介していきます。

 

 

①ストレスを溜めすぎて疲れ果てたまま

ストレスや疲れを溜め過ぎると自律神経が乱れ、免疫のバランスが崩れてしまいます。

免疫のバランスが乱れると少しの花粉にも過剰に反応してしまいます。

そのせいで花粉症が悪化すると鼻もグズグズ、目も痒い痒いで眠れなかったり、余計にストレスや疲れも溜まってしまう悪循環に…。

日頃から自分なりの発散法でこまめにストレスを発散して、疲れを溜め過ぎないようにこまめな休息を心がけましょう。

 

②睡眠不足、夜更かしを続ける

睡眠不足が続くと免疫やホルモンバランスが乱れやすくなり、①と同じように花粉症に過剰に反応してしまします。

花粉症の症状がひどくなれば、鼻づまりやくしゃみなどで夜眠れなくなり、余計に花粉症の症状もひどくなります。

出来れば就寝1時間前からスマホやPCを見るのはやめて、心身ともにリラックスした状態でその日のうちに寝るように心がけましょう。

 

③脂っこい物、味付けの濃い物、冷たい物、乳製品などの食べ過ぎ

これらの食材は「肥甘厚味(ひかんこうみ)」と呼ばれ、花粉などから体を守るバリア機能「衛気(えき)」をつくる脾(胃腸)に負担をかけ、弱らせる原因になります。

他にもサラダや冷たいヨーグルトなど体を冷やす物も同様に脾を弱らせる原因になります。

花粉症がひどい人は普段から出来るだけお粥やおみそ汁など温かくてあっさりした和食を中心に食べ、食べ過ぎないようにしましょう。

 

④アルコールはほどほどに!飲み過ぎてない?

ストレス発散や毎日の晩食が楽しみな方も多いと思います。

お酒は血管を拡張させ、鼻詰まりや充血、頭痛などの症状を起こりやすくさせてしまいます。

さらにおつまみは脂っこくて味のこってりした物も多いです。

なんとなくの毎日の飲酒習慣は上記のように胃腸を弱らせ、根本的に花粉症を悪化させる原因になってしまっている場合も。

特にこの時期はお花見や新歓コンパなどお酒を飲む機会も増えますが、花粉症の人はほどほどに。

 

⑤喫煙は害しかありません。頑張ってやめてください!

タバコの煙にはアレルギー症状を悪化させる化学物質が含まれています。

さらに煙そのものも鼻の粘膜を直接刺激するので、花粉症や鼻の症状は悪化します。

また、タバコは肺を直接汚し、肺の働きを低下させます。

くしゃみや咳、痰が出ているような人は余計に悪化させる原因になるのでタバコを吸うのは控え、吸っていない人もタバコの煙には出来るだけ近づかない、吸い込まないようにしましょう。

 

 

⑥体を冷やせば冷やすほど花粉症は悪化します

身体を冷やすと免疫力のバランスが乱れやすくなります。

何度も書いているように免疫力のバランスが乱れる事で、花粉に過剰に反応してしましまう。

暖かくなるとつい油断して、薄着をして夜に冷やしてしまう人も多いので、マフラーやカーディガンなど1枚羽織るものを持ち、身体を冷やさないようにしましょう。

また普段はついシャワーでサッとすましている人も、この時期は40℃前後のぬるま湯で体を芯からしっかり温めましょう。

 

 

⑦意外な天敵が「運動不足」。家の中でできることを探して

花粉症の時期は外に出るとくしゃみや鼻水が出るので、つい外に出る機会も減り運動不足になります。

適度な運動で体を動かし、汗をかくことは、身体をリラックスさせてくれ、自律神経のバランスが整え、身体の緊張もほぐしてくれます。

ヨガやストレッチ、階段の上り下りなど室内で出来ることや朝早くの花粉が舞い上がってない時間にウォーキングやランニングするようにしましょう。

 

⑧これも盲点…「甘い物」を食べまくる

最初にご説明したように、免疫力と花粉症などのアレルギー疾患は大きな関係があると言われています。

そして最近では免疫力と腸内環境にも非常に密接な関係があると言われていますね。

白砂糖をたっぷり使ったお菓子をいっぱい食べていると、善玉菌と悪玉菌のバランスを崩し、腸内環境を悪化させ、免疫の暴走を招き、花粉症の悪化につながります。

ただ、甘いものが大好きなのに我慢し続ける事も花粉症の悪化につながります。

なので、あくまでも食べ過ぎない。

毎日食べる習慣がある人は一日の量を調節するのはもちろん、食べない日を作ったり、旬の果物に置き換えるなどして、甘い物を摂り過ぎないようにしましょうね!

 

 

⑨まさか、やっていないと思うけど…花粉自体に触れまくる

当たり前ですが、目や鼻、のどなどの粘膜に杉やヒノキなどの花粉がつくことで花粉症の症状が出ます。

外出時はマスクや帽子、メガネ、花粉症ゴーグルなどを着用して出来るだけ花粉そのものを体に近づけないようにしましょう。

また、風の強い日や晴れて暖かい日、雨上がりの翌日は花粉の飛散量が増えるので、不要な外出は避けるようにしましょう。

 

 

⑩日中の換気は控えて、早朝や夕方に新鮮な空気を

花粉がたくさん飛ぶ季節でも換気は必要です。

新鮮で綺麗な空気を肺いっぱいに吸い込むことは、呼吸器系の大掃除とトレーニングになります。

日中は花粉もたくさん飛んでいるので、早朝や夕方以降の花粉の量が少なくなる時間に空気を入れ替えるようにしましょう。

 

 

まだまだ花粉症シーズンは続きます!

いかがでしょうか?

花粉症の人で

あ!ついついこの中の習慣やっちゃってる!という人も多いと思います。

4月はまだまだ花粉も飛んでいます。

いきなり全部は無理でも、この中のなんとなくやってしまっている習慣を1つずつでも改善してみましょう!

 

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≪国際中医師、鍼灸師、CoCo美漢方 田中友也さんの他の記事をチェック!≫

 

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