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「十把一絡げ」は「じゅっぱひとからげ」ではない!間違えてたら赤っ恥すぎる漢字10選

OTONA SALONE / 2021年4月22日 8時0分

目で見る分には意味が分かるからと、正確な読みを気にとめなかった熟語ってありますよね。いざ、音読しなくちゃいけない時に、とんでもない読み間違いをして、恥ずかしい思いをしないようにしたいもの。今日は、よく目にするのに読み方があやふやなものを選びました。

【編集部より】オトナサローネ読者の皆様、アンケートにご協力ください! >>>こちらから

 

1・行灯

読み間違いの例

ぎょうとう

正しい読み

あんどん

意味

木枠に紙を貼り、中に油皿を入れて灯火をともす具。

行灯(あんどん)を下げて街を歩くなんて、風流ね。

説明

小説などでよく見かける言葉です。タクシーのルーフに付いているタクシー会社の名前が書いてあるもの、あれも「行灯(あんどん)」と言います。

 

2・手繰る

読み間違いの例

てさぐる

正しい読み

たぐる

意味

両手を交互に使って手元へ引き寄せる。順にたどって元をさぐりよせる。

今回のミス、どの案件を手繰(たぐ)っても彼女にたどり着くんだよね。

説明

右手、左手と交互に動かして元を突き止める様子です。ちなみに誤読の例「さぐる」は「探る」、「てさぐり」は「手探り」と書きます。

 

3・供奉

読み間違いの例

こうぼう

正しい読み

ぐぶ

意味

行幸(ぎょうこう)などの行列に加わること。また、その人。

天皇の行幸には、供奉(ぐぶ)する人たちが大勢いた。

説明

今年は、天皇にまつわる行事がとても多いですね。そのせいでこの言葉もちらほら見かけるようになりました。天皇に関しては、特別な言葉も多いのですね。大人として読み間違えくらいはなくしたいものです。

 

4・強面

読み間違いの例

きょうめん

正しい読み

こわもて

意味

おそろしい顔つき。また、相手に対してつよく出ること。

彼は常に強面(こわもて)で交渉に入るので、交渉相手は終始おびえている。

説明

最近は強面な女子も多そう。自信がないから迫力でカバーしていると誤解されないようにしたいものですね。

 

5・曲者

読み間違いの例

きょくしゃ

正しい読み

くせもの

意味

ひとくせある人物。変わり者。異常な能力をそなえた人間。やり手。えたいの知れない者。ばけもの。あやしい者。

あの人は、曲者(くせもの)。付き合うには忍耐力がいるよ。

説明

時代劇などで、怪しい者が家屋に侵入した際「曲者(くせもの)じゃ!」なんて使われているのを聞いたことがあると思います。それはずばり「怪しい」者ですが、ひとくせある者にも使います。

 

6・十把一絡げ

読み間違いの例

じゅっぱひとからげ

正しい読み

じっぱひとからげ

意味

どれもこれもあまり価値のないものとして、多数をひとまとめに扱うこと。また、何もかも一緒くたにして扱うこと。

「これだから若い人は」と、若者を十把(じっぱ)一絡げにしてはいけない。

説明

これはこの言葉がどうというより、「十」の読み方に問題があります。「十個」も「じっこ」ですし、「二十点」も「にじってん」です。「十」には「じっ」という読みはあるのですが「じゅっ」という読みはないからです。会話の中では問題になりませんが、筆記では違いを把握している必要があります。小学生のテストでも「十羽」は「じゅっぱ」では不正解で、正解は「じっぱ」です。

 

7・脆弱

読み間違いの例

きじゃく

正しい読み

ぜいじゃく

意味

身体、器物、組織などが、もろくよわいこと。

セキュリティの脆弱(ぜいじゃく)性が発見された。

説明

「脆」の右側が「危」で「き」と読むので、このような読み間違いをする人が多かったのですが、最近ではパソコンのOSやソフトで脆弱性が発見された時に、この言葉を耳にする機会が増えましたので、誤読は減りましたね。

 

8・巣窟

読み間違いの例

すくつ

正しい読み

そうくつ

意味

悪者などの隠れ家。

この店は、麻薬密売人の巣窟(そうくつ)になっている。

説明

「巣」は「す」と読みますので、「すくつ」と読み間違う人も多いようです。まずは言葉をきちんと覚えておいて、「巣」の漢字を合わせて記憶しましょう。

 

9・総帥

読み間違いの例

そうし

正しい読み

そうすい

意味

全軍を指揮統率する人。総大将。最高指揮官。転じて、企業グループなどを率いる人。

彼は、系列グループ全ての総帥(そうすい)だ。

説明
「帥」が「師」の字に似ているので「し」と読んでしまう人がいるのだと思います。「帥」は「将帥」「元帥」でも使われる「大将」の意味を持つ「帥」です。

 

10・諸刃の剣

読み間違いの例

もろはのけん

正しい読み

もろはのつるぎ

意味

一方ではたいそう役に立つが、他方では大害を与える危険を伴うもののたとえ。

この方法は問題を早く解決できるが、少数意見を無視することになる。諸刃の剣(つるぎ)の案と言えるでしょう。

説明

先日、天皇皇后両陛下が退位前、最後の地方訪問で伊勢神宮に参拝された際、三種の神器がそろったのですが、その一つが「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」です。「剣(つるぎ)の舞」でも「つるぎ」で使いますね。確かに「剣」は「けん」とも読みますが、この言葉に関しては「つるぎ」が正しいのです。またたまに「諸刃の刃(やいば)」という人を見かけますが、書いてみると分かるとおり「刃」がダブります。剣は、包丁などと同じで、普通は片側は切れないようになっています。両刃とは両方が刃になっている状態を表し、そこからこの意味になっています。

 

みなさん、どうですか?人によっては間違えて覚えていたり、あやふやだったりした言葉もあるでしょう。間違っていたものは、この機会にしっかりと覚え直すと良いかもしれません。

 

 

≪主婦の友社 OTONA SALONE編集部さんの他の記事をチェック!≫

 

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