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【コロナ体験】40代夫婦が感染しちゃった!発症、バタバタのホテル療養#1

OTONA SALONE / 2021年5月1日 8時30分

新型コロナ感染症の感染拡大はとどまることを知らず、東京都も3回目の緊急事態宣言が発出されました。

感染者が急増する中、我が家はなんと夫婦でコロナにかかってしまった!

まだ体調不良が続く40代夫婦の体験が皆さんのお役に少しでもたてば、と経緯を記事にします。4話でお届けする予定。更新したらリンクします。

【40代、夫婦でコロナに感染しました#1】

まさかの夫が感染…コロナはある日突然やってきた!

【土曜 夜】

我が家は東京近郊に住む、40代夫婦と小学生2人の4人家族です。2021年4月上旬のある土曜、夫がこんなことを言い始めました。

 

「なんか関節が痛いような気がするんだよなぁ」

 

この日はお友達家族と公園で遊んだので、身体を動かしたせいで疲れでも出たかと思っていました。

 

【日曜 夜】

翌日、パーっと夫の熱が上がり、38度くらいに。

 

週末ですし、病院もやってないし、念のため夫だけリビングに寝かせることにして、ゆるく動線を分けて就寝しました。

 

【月曜 朝】

夫の熱はおさまって37度台。本当は下の子の小学校入学式で、家族での参加を楽しみにしていたのですが、これは夫は行っちゃだめだろう……泣く泣く、母子だけで参加することに。

 

学校に行っている間、夫には念のためPCR検査行ってきたら?とすすめ、近所のかかりつけ医に行かせました。家の中では夫だけ個室に移動。念のためご飯も別の時間に食べるようにしていました。

 

(注・この時点では風邪だと思っていたので、まずかかりつけ医に電話連絡し、発熱していると伝えてから受診しました。院外で待たされたそうです。かかりつけ医を持たない人は、東京都の場合は「東京都発熱相談センター」などに相談して指示を仰いでください)

 

【火曜 朝】

翌日、学校へ迎えに行こうとした午後2時半、個室にいる夫からメッセージが。「陽性。。。泣」

 

え。うっそ!!! 

 

それから、何したか覚えてないくらい、頭がフル稼働。

 

入学式行っちゃった。子どもたちはしばらく学校行けない。習い事もだめだ。ていうか、子どもたちを早く迎えに行かなくちゃ! 感染を広げたらヤバイヤバイヤバイヤバイ……。そればかりが頭をぐるぐるしてました。

 

PCR検査ってどこで受けたらいいの??私と子どもはどうなる?

子どもたちをピックアップして、いったん家に連れ帰りながら、子どもたちには、「パパがコロナでした」と伝えました。

 

子どもたちはキョトン。そこからは、家族がコロナ経験者のママ友にソッコー連絡しました。「夫が陽性だったー!」。

 

経験者の彼女は「保健所から連絡きた?」「まだ」「それじゃ待ちだね」

「家の中でもマスク」「接触しない」「ドアノブ、トイレの消毒」「洗濯物分ける」

など、単発で的確な指示をLINEにくれたのです。

 

「自分たちもPCR検査する前に、配送早いネットスーパーでできる限りの買いだめをしておいて」

「あと、PCR検査受けるときには、子ども用の解熱剤とか処方してもらったほうがいい」

と役立つアドバイスも。

 

★読者のみなさんへ:今のうちから、自宅隔離に備えて玄関外まで「対面せずに」荷物を届けてくれるネットスーパーを探して申し込んでおいて!地域名・ネットスーパーで検索すればエリアをカバーするお店の広告が出ます。できれば1回使って慣れておいて!★

 

まだ私も子どもたちも発熱していなかったけれど、「ていうか、どこでPCR検査受けるんだ?!」……夫が行ったかかりつけ医に駆け込んだら、なんと午後休診!ガーン。

 

頭をフル稼働させて記憶をたどると、以前、子どものお友だちが熱を出したときに、インフルエンザとPCRを一気に検査していた病院を思い出しました。

 

(注・本来は保健所に連絡してからPCR検査を受けるのが正しい手順ですが、今回はすでに夫が陽性のため、直接受診としました)

 

そこなら自院で検査してる、そこだ!と。検索するとオンライン診療もしてくれることもわかり、アクセス。予約時に、夫が陽性なことはメールで伝えてあったので、病院につくと、先生が入り口まで出てきてくれてこう話してくれたのでした。

 

・まだ症状が出てない私たちを見て、「PCR検査の結果を確実に出すために明日の方がいい」。明日朝イチで私と子ども2人の検査をすれば、午後には3人の結果がわかる。

・保険診療では月に2回しかPCR検査ができない。ここで無駄打ちするのはもったいない。

 

そう言われて一旦帰宅。それからは、怒涛の連絡ラッシュです。

 

まだ私と子どもの立場は、夫が陽性の濃厚接触者。保健所からは連絡がありません。病院から保健所に連絡がいってから、患者に来るせいで、どうしてもタイムラグがあります。この間に……

・学校への連絡

・習い事を休む連絡

・自分の仕事も各所に連絡

仕事は他の人に引き取ってもらったり、締め切りを伸ばしてもらったり。とにかく、ずっと連絡してたと思います。その日の夕食、何食べたか全っ然覚えてないです。

 

★読者のみなさんへ:今のうちに、近所でPCR検査ができる医院はどこにあるかを確認してください。休診曜日や、土日の対応、発熱していてもPCRを受けられる先をぜひ確認して! 車を持たないご家庭なら、医院までの移動手段も検索。コロナ対応可能なタクシーサービスもあります。★

 

背中ザワザワ、頭ガンガン。これどう考えても陽性だろ。。。

【水曜 朝】

家の中でもマスク。個室の夫のところには扉前に食事を置く、歯ブラシや水回りを分ける、手が触れそうなところは消毒しまくるなど、対策を徹底。そして翌朝、私と子どもは昨日の病院にPCR検査をしに行きました。

 

病院では看護師さんたちが待ち構えてくれて、車の中で私と子ども2人の鼻水をラップに包んで渡し、検査へ。

 

その頃、夫には保健所から連絡がきていました。発熱から2日前の行動をまず確認されたとのこと。ここで、「っていうか今って、熱出た2日前からでいいんだ???」と思いました。

 

コロナ流行当初、屋形船やタクシー運転手がどこでどう行動したか、すごい報道されてたけど、もうあんな追跡なんてありません。ポイントは、「誰が濃厚接触者にあたるか」それだけです。

 

・マスクを外して15分以上、至近距離で話したり食べたりしたか?

 

思ったより簡単な基準です。夫が発熱した直後は、家でマスクはしてなかったので、あっさり私も子どもも濃厚接触者に認定されました。

 

これで私と子どもは、発症しなくても、10日+2週間は家から出られません。

 

でも、病院への検査の行き帰りで、すでに私は熱が出る前のお尻から背中へのザワザワ感と、とにかく頭の前の方がガンガンしていて。

 

アァ、これ絶対陽性だなって確信したのでした。

 

ただ、熱はまだ36.8度くらいで、平熱よりやや高いくらい。そして家で連絡を待つこと数時間。病院とzoomでオンライン診察で結果を聞きました。

 

私、陽性、子ども2人陰性。

 

夫婦で陽性判明した場合「子どもの世話をどうするか問題」が

【木曜 朝】

私の両親は近くに住んでいて、孫たちとは気軽に行き来する感じ。夫が陽性だったことを伝えると、すぐに自費でPCR検査をしにいってくれました。

 

すると、翌日には両親も陰性だったことがわかったので、このタイミングしかない!と子どもを両親に預けることにしました。

 

これが夫が発症してから4日目のことです。高齢の両親に何かあってはいけないし、苦渋の選択でしたが、子どもが私とこれ以上長く接触しない今のうちにという判断でした。

 

保健所も相談に乗ってくれました。陰性の子どもたちは、陽性の私たち夫婦と離れれば、そこから2週間の観察期間になるので、子どもたちだけのほうが外出許可が若干早くなるということが決め手でした。我が家の判断がこれでよかったのかは、賛否あると思いますが……。

 

とにかく、子どもたちにはマスクで生活をすること、手を洗うこと、ジジババもマスクを外すなと何度も伝えました。

 

それくらいしか方策がなく、万が一陰性判定出たあとに感染してないとは限らないので、とにかくそう言うしかありませんでした。その日はいろんな意味で生きた心地がしなかったです。

 

★読者のみなさんへ:発症すると急激に体調が悪化します。つらい身体で重大な判断をするのは難しい! 台風や地震など災害の対応と同様に、今のうちから「夫婦とも陽性」「どちらかだけ陽性」「子ども片方陽性」などのパターンで、「誰がどう動くか」「どの順で何をするか」家族の中で決めておいて!★

 

これがコロナの症状か…体調が劇的に悪くなるが、熱は上がらない

その重要な判断をした日が私的には、マックス体調が悪かった。頭痛いし、背中も痛い、おちおち寝てられない、けど立ち上がれない、だるい、みたいな感じでした。

 

ただ、熱はほんと上がらないんです。最高で38.7度。それからはずっと、37.6、36.7とか、37度台をウロウロしている感じ。実質1日半くらいで、熱は平熱ではないけど37.0度くらいまで下がるんですよ。

 

ただ、熱の数値とは関係なく、体調はめちゃくちゃ最悪。咳も出ないし、鼻水も出ない、熱もそんなないのに、頭は割れるように痛いし、何をしてもだるいし、辛い。

 

ずっと布団の中で、うんうん言いながら、寝返りをするだけでした。この間に、事前に処方してもらっていた解熱剤のカロナールを2回ほど飲んだだけ。

 

ただ、ちょっと違うと思ったのは、普段だったら、解熱剤飲んだらパーっと汗が出て熱が下がると思うのですが、ちっとも汗が出ないんです。ずーっと顔が火照っていて、マスクをしている口の中はずっと乾いたようで、熱が体にこもっている、そんなイメージ。これがすっきりしない原因のようなそんな感じでした。

 

ホテル療養が決定。誰が療養に行くのがベストなのか?

ほんと振り返ると、1日半くらいしか熱が出なかったし、これ検査せずに外でちゃってる人たくさんいるんじゃない? というのが経験者としての感想です。

 

ただ、普通の風邪やインフルエンザに比べたら、不調っぷりがケタ違いですが、もっと軽症の人だったら検査しないよなってレベルです。これがコロナの感染を広げる怖さなんだと、改めて実感しました。

 

【金曜 朝】
それからの動きとしては、家の中に陽性者が2人いる状態を減らすべく、「後から感染した私がホテル療養」をすることに決まりました。「誰がホテル療養に行くか」は家庭の事情によりけりですが、

 

保健所の担当者は固定の人で、日々丁寧に連絡をとってくれました。ホテル療養の手配(その後は都が引き継いでやる)から、血中の酸素飽和度をはかるパルスオキシメーターの手配、自宅療養者のための食糧支援と、本当にいろいろ手配してくれて感謝しています。

 

私の自治体では、食糧支援は3箱くらいドーンと届きましたね。ホテルの手配は、2日くらいでできますって言われたのですが、実際は頼んだ翌日、土曜に行くことが決定。

 

というわけで、私は発症から3日目でホテルへ移動。夫は個室で自宅療養を継続ということになりました。

 

ホテル療養に入る条件は、熱が37.5℃まで上がっていない状態でいること。この日は体温の推移にハラハラしながら夜を明かしました。

レトルトやインスタント食品から、飲み物、お菓子まで詰め込んだ食糧支援が3箱きました。ラインナップはどうであれ、すぐ食べられるものがあるのはありがたいことでした。

 

>>>次の記事・いよいよホテル療養に向かうが、ここでも波乱が…?(GW後半配信予定)

 

 

≪主婦の友社 OTONA SALONE編集部さんの他の記事をチェック!≫

 

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