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苦難のコロナ療養…ホテル退所後もそうそうかんたんには治らない!【コロナ体験談#4】

OTONA SALONE / 2021年5月19日 19時0分

40代夫婦と小学生2人の4人家族が4月上旬から、予期せぬコロナ感染!その顛末をまとめました。

■これまでの経緯■

日曜 夫が発熱

火曜 夫がコロナ陽性と診断

水曜 私も発熱、コロナ陽性と診断。子どもは陰性

金曜 ホテル療養の連絡が入る

土曜 7泊8日のホテル療養開始、祖父母に預けた子どもが発熱のピンチ

月曜 子どもはコロナ陰性と診断

土曜 7泊8日のホテル療養終了、帰宅へ ← イマココ

【40代、夫婦でコロナに感染しました#4】

いよいよ退所。朝の歌舞伎町はいろいろしんどい

【土曜 朝】
ホテル療養をチョイスした私は、順調?に回復し、発症から10日で退所が決定しました。7泊8日は長かった! 最後にするのは、もったいないけど、使用した掛け布団カバー、枕カバー、シーツ、バスマット(ホテルからレンタル)をまとめて、ゴミ置き場に捨てること。20個近く並んでいるリネン類のゴミ箱の数が、この日退所する人数を物語っていました。

 

いよいよ、10時のチェックアウトになると、それまで止まっていたエレベータも退所する人用に動き出しました。あの小窓のフロントで借りていた体温計やパルスオキシメーターを返却。ホテルを出たところに、職員さんが2人いて、退所後の手続きが入った書類を直接手渡ししてくれて、全ての日程が終了となりました。

 

家族以外で約10日ぶりに対面で人と接したわけで、そう考えただけで、ちょっと涙が出そうになりました。そして外はめちゃ暑くて、季節まで変わってる……! 重いスーツケースを引きながら、週末の朝の歌舞伎町を歩く私の姿は客観的に旅行者でもないし、なんなんだろうと思いながら、新宿駅まで歩いていきました。

 

帰宅は嬉しいが、悪夢の「子どもの休校期間」再び

退所時の体力の目減りが思った以上に激しくて、極力歩かずに自宅へ。家族と再会を喜び、自宅での生活がスタートしました。

 

夫は先に自宅療養期間を終えていたので、子どもたちとすでに一緒に生活していました。夫の後遺症も、嗅覚障害が残る程度で家事ができるくらいには動けていたようです。私のホテル療養終了の日には保健所からも連絡が入り、「体調の変化はありませんか? これで療養期間終了です」と、お墨付きをいただきました。

 

子どもたちは元気そのものですが、まだ学校へは行けない日々でした。昨年の休校期間同様、朝昼晩ご飯作っては食べる生活です。他の感染症と比べて、やたら長い観察期間中(しかも本人が病気でもない)の子どもへの対応は、学校にもよると思いますが、マニュアル化されているわけでもないので、約3週間がなんとなく過ぎていくという……。

 

発症から2週間以降の私の体調は?意外と回復してないんです

肝心な自分の体調ですが、極端に目減りした体力はすぐ戻るはずもなく、1食作り終わると座って休憩する羽目に。保健所から手配してもらったレトルト食品などを活用して品数を減らし、手抜きをするようにしました。それに、まだ味覚も完全復活しておらず、塩味に過敏で味つけも薄くなってしまっていました。

 

そのほか、帰宅後に現れた変化としては、お弁当生活から脱せた喜びから食べたい気持ちははやるのですが、胃がムカムカして食べられず。ただもう、こう挙げていってもどれがコロナの影響かは全然わからない。時間を経るごとに消える不調、出現する不調があり、今度は胃にきたかという感じでした。自宅に戻って5日くらいは、食べたあと気持ち悪くて横になっていたし、だるさも残っていたのか体力が続かず、夜は子どもと寝落ちしていました。

 

また、ホテル療養中ずっと痛かった背中ですが(それも心臓のある左側なんですよね)、発症から2週間たっても痛みの強弱はあるものの、ずっと痛いという状態でした。完全に気にならなくなったのは、3週間経過したころ。私がいちばん長く引きずった不調はコレでした。試しに鎮痛剤を飲んだり、湿布薬を貼ってみたのですが、あんまり痛みが引いた感じがしませんでした……。

 

症状が軽快して決まった日数たったら外出してもOKなのですが、退所直後はまだまだ不調続きで、結局1カ月くらいかかって回復していきました。

 

意外な事実。そういえば、コロナ感染時の生理って?

体調といえば、生理の話。ホテル療養終了日が次の生理開始予定だったのですが、待てど暮らせどこない。どんなときも、生理不順になったことがなかったのに、コロナの回復期間とおなじ、10日間きっかり遅れてやってきたんです。

 

心身ともにストレスフルな状態だったから乱れるだろうとは思っていましたが、まさかきっかり後ろ倒しなんて、ちょっと笑っちゃいました。勝手な推測ですが、まずは体本体の機能を動かすことが優先で、体に負担がかかる生理なんて起こしてる場合じゃなかったのかなぁって。子宮や女性ホルモンってほんとに不思議だなと思いました。

 

頼るは自分の体力のみ。サプリと漢方で体調復活を目指す

ホテル療養中に、自宅へ帰ってからすぐ飲めるようにとサプリや漢方やハーブティなどを、ポチポチしまくっており、夫とともに毎日きっちり飲む生活です。

 

そのセレクトは、同級生たちのグループLINEで教えてもらった情報から。普段は健康、美容、時事ネタからオカルトまで、ただただおしゃべりしているだけなのですが、これが本当に心強くて。

 

リサーチ力に長けた友人たちが“どうやら嗅覚には漢方がいいらしい”と文献を探してくれたり、さらにそれを漢方に詳しい友人が、検証してくれたりと、特効薬もなく不安な私に次々情報をくれたのです。

人参養栄湯を飲み終わったあとに、当帰芍薬散も取り入れ。

そこで、いろいろ考えて今はこの5種類を飲んでいます。体温が低くなってしまったし、体力の底上げに人参養栄湯、ビタミンD、亜鉛。

 

コロナと関係ないけど、目のためにルテイン、鉄剤のサプリ。薬もないし、微量栄養素とかでどうにかこうにかしなければ、です。

 

おかげさまで、帰宅して2週間、嗅覚も味覚もほぼ復活し、家事や仕事をしても辛い、ということはなくなりました。ただ、夫はまだ嗅覚が鈍いみたいですね… 本当に全てが個人差ありすぎ!

味覚がまだおかしなときに、コーヒーや緑茶が美味しく感じられず、ハーブティにはちみつを入れてかなり甘くして飲んでいました。今は甘みなしでも大丈夫に。

家の中を感染対策目線で見直しました

夫陽性からの、家庭内感染だったので、小さなことですが家の中のことも見直しました。

・食事
大皿から各自とる方式だったのを改めて、できるだけ各自に盛り付けることに。でも、現実的なところで「取り箸」に落ち着きました。厳密に言うと取り箸も共有することになるからダメなんでしょうが、子も手づかみで食べなくなったし、ある程度のゆるさも残しつつのルールとなりました。あと、“一口ちょうだい”は家族間でもやめようと。味見も適当にやってたので、小皿にとってしています。面倒くさがりで、雑にやってたのを反省ですね。

・水回り
洗面所の手拭きタオル等は、すでに家族おのおのの専用になってたのでそこは現状維持。プラス、使い捨ての手拭き用のペーパーも常備。
歯磨き粉は大人と子どもの2種類しかなかったので、大人も専用にしました。

 

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≪主婦の友社 OTONA SALONE編集部さんの他の記事をチェック!≫

 

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