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【ADHD女子#46】どんなときにカーッとなる? 怒りの奥の本音と向き合う(中編)

OTONA SALONE / 2021年6月3日 20時30分

じっとしているのが苦手、集中が続かない、衝動的に行動してしまう…ADHDと診断されていなくても、このような特性をかかえることで「生きにくさ」を感じている人は多くいます。今回は、臨床心理士による著作「ADHD脳で困っている私がしあわせになる方法」から、「ツライ」を「楽」に変えるヒントをお送りします。

怒りの背景②相手に期待しすぎたとき

人は無意識のうちに、 他者にいろんな期待をしてしまうものです。

「せっかく新しい洋服を着てきたんだから、 少しくらいほめてくれてもいいのに」 と彼氏に失望したり、

「どうせ掃除するならもう少していねいにやってほしい」 と夫に腹を立てたりします。

好きな人や身近な人ならもちろんのこと、 カフェの店員さんなど見知らぬ人であったとしても、

「不機嫌で対応が悪い」 とか「あとに来た客を優先するなんてサイテー」 など、

期待したような対応でないとイラっとしてしまいます。

「この人はひどい」「まちがっている」 と相手を責めたくなるのですが、

彼氏は気づいていないだけだし、 夫は少なくとも掃除はしてくれた。

カフェの店員さんだって反省しているのかも。

つまり、 期待に対して現実が追いついてこない、それだけのことなのです。

他人の行動をコントロールすることはできません。

もし伝えられるようであれば「ほんとうはこうしてほしかった」 と話してみてもいいかもしれませんね。

 

怒りの背景③「すべき」という思い込みがある

先ほど期待の話をしましたが、

「そうは言っても、 カフェの店員さんなら、 客に感じよく対応すべきじゃないの?」

「恋人なら、 相手にもう少し興味を持ってくれてもいいんじゃないの?」

と思う人は少なくないでしょう。

確かにそれは一見、 正論です。 まちがってはいません。

でも、 相手の状況や性格によってはできないこともあります。

カフェの店員さんだって、 たまたまイヤなことがあったのかもしれません。

「感じよくすべき」 ではなく 「感じがいいほうがいいね」 くらいに思えれば 「ま、 いいか」 と流すことができ、ムダにイライラしなくてすむのではないでしょうか。

ADHDタイプさんの中には、強すぎる正義感を持っている人もいます。

いい方向で発揮されると魅力なのですが、 ときには周囲との軋轢(あつれき)の原因になることもあるので注意が必要です。

 

ADHDの特性を持つことで
「生きにくさ」を感じて
苦しむ大人の女性はたくさんいます。
自らADHD脳という
臨床心理士の中島美鈴先生からの
超驚きの具体的な解決法とエールが満載です。

ADHD脳で困っている私がしあわせになる方法

中島美鈴・著 主婦の友社・刊

 

≪主婦の友社 OTONA SALONE編集部さんの他の記事をチェック!≫

 

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