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うん、知ってた。やっぱり「40代婚活の壁」って…【40代の婚活塾#2】

OTONA SALONE / 2021年6月5日 19時30分

こんにちは、婚活ナビゲーターの野上今日子です。

前回は私が婚活マネージャーになった経緯を紹介させていただきましたが、今回は私が見てきた「40代女性の婚活を取り巻く3つの逆風」について書きたいと思います。

【リバイバル配信 40代の婚活塾#2前編】

なんだかんだ言って、ネックは「出産可能年齢」という現実

ご存知の通り……かどうかわかりませんが、今の婚活市場において40代女性は大変苦戦を強いられています。正直手ぶらで戦場に出るようなもので、負け戦確定ぐらい厳しい状況です。

 

なぜ40代女性は婚活市場でこんなにも冷遇されるのでしょう。

 

40歳と言えば、成人してちょうど20年。人生の節目のひとつである還暦まで20年という中途半端な年代。

 

ある場面では「若い」と言われ、ある場面では「おばさん」と言われる微妙なお年頃です。

 

しかし自分的には30代より美容にお金もかけられるし、スタイルだってキープ。気力も充実し、現役感もある。

確かに、そう。若い、いや若く見える。

 

とはいえ悲しいかな子どもを生み育てるという意味では、決して若いとは言えない年齢です。

 

その点男性は、子どもが成人するまで現役で仕事を続けられるかという事はさて置き、女性よりかなり年を取っても子どもを作る事が可能です。ゆえに、60歳で初婚の男性でも、子どもをのぞめる年齢の女性を希望するケースがあるのです。

 

しかし、それを言ったら話は終わってしまいます。

 

ここでは、私が婚活サポートをしている中で見た出産年齢以外の40代女性の婚活市場での現実をお伝えしたいと思います。

 

もう一つの原因。実は40代は「こじらせ世代」でもある

私がこれまで会ってきた40代の女性は一言でいえば、こじらせています。これは10年前の40代でも今の40代でも同じ。

 

四十路を超えたら女性はもれなくこじらせるようです(笑)。

 

例えば…

◆見た目が若いと思っている
◆男性は意外と年上の女性が好きだと思っている
◆昔はモテていたのでまだイケると思っている

 

など…。

 

しかし、これらはすべて主観です。

 

40代女性は、昔のままの服を着てメイクをしていても、肌のハリや髪の毛の艶が若い時とは違います。はっきり言うと、“こう見えて実は…”とか“いくつに見えます?”などと言っている人は大抵年相応に見えています。

 

そして、男性は年上女性が好きという幻想。それは、男性が10代、どんなに見積もっても20代前半の話。しかもごくごくマニアの(笑)。25歳過ぎの男性は大体年下が好きで、30代になると、同世代すら結婚相手の対象から外していきます。

 

さらに、昔はモテていたという曖昧な記憶。確かに今よりは声をかけられた事でしょう。しかし、若いというだけで女性はモテます。男性は「40代の美人」より「30代のブス」が好きなので、過去の栄光は何の役にも立ちません。

 

40代女の「こじらせ」があまりに進むと…

 

 

にもかかわらず、受け身の姿勢を崩さず、たまーーーに声をかけてくれたありがたいバツイチ子ありの年上男性の事を「あり得ない」と、バッサリ。これ、40代女性あるあるです。

 

さらに、男性は女性ほどアンチエイジングに力をいれず、むしろ貫禄をつけようと年相応に老けていくため、自分と同じ年の男性ですらおじさんに見えてきます。

 

そのため、一方的に年上のオジサンなどは眼中にない! と言い出して、ますます自分が求める年齢と、男性に求められる年齢のギャップが広がっていくのです。

 

なぜ、そんな風に思うのか。

 

結婚して子どもを持つ友だちや、口うるさい両親に知らしめたいのです。「40代だけど、私はこんなに素敵な人に選ばれました」と。

 

そうなると“自分が何故結婚したいのか”“自分はどんな人と結婚したら幸せになれるのか”という視点がボケてしまいます。

 

そこが一番の問題点だと私は思っています。

 

後編へ続きます。

 

(構成/奥永陽子)

 

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