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更年期、ホットフラッシュで真冬なのに汗だくになる!解決方法は?

OTONA SALONE / 2021年12月30日 17時0分

「急に滝のように汗が出る」「顔のほてりが止まらない」。40~50代になり、こんな悩みはありませんか?

日本の女性は平均的に50歳頃に閉経を迎えることが多く、閉経を挟んだ前後5年間は「更年期」と呼ばれています。

この時期は、ホルモンバランスの影響で、さまざまなからだや心の不調に悩む女性が多くいます。

更年期女性のお悩みのひとつに、突然生じるのぼせやほてり、発汗といったホットフラッシュがあります。

今回は、更年期のホットフラッシュの改善法について「あんしん漢方」の薬剤師、清水みゆきさんに教えてもらいました。

 

真冬なのに半袖で汗だく……周囲の目が気になる


まき子さん(53歳)は、50歳を過ぎた頃からホットフラッシュが続いて悩んでいました。

 

「寒い季節でもお構いなくホットフラッシュが起きるので困っています。真冬なのに顔や上半身がほてり、急にカーッと暑くなるともう我慢できません」

 

真冬でも汗だく、半袖で出勤して常に扇子が手放せないというまき子さん。

 

「雪が降る日なのに、暑そうに顔を扇いだり、汗をぬぐったりしている私を周囲の人は不思議そうに眺めて苦笑しています。視線を感じると恥ずかしくて、穴があったら入りたいほどです」

 

さらに、顔や上半身は暑いのに下半身は冷える、めまいがするなど体調の悪い日が続いていました。

 

ホットフラッシュが原因で外出するのも苦痛に

同級生の友人と久しぶりに食事をすることになった時も、ホットフラッシュを気にしたまき子さんは、「ひと目が気にならない個室があるお店にしてほしい」とお願いしたそうです。

 

不思議そうに理由をたずねる友人に、まき子さんはホットフラッシュで悩んでいることを相談してみました。

 

「突然、顔がカッと暑くなって汗が止まらなくなることが多くて……最近はそのせいで人目が過剰に気になってしまうの」

 

すると、同じようにホットフラッシュで苦しんでいた話を、友人から打ち明けられたそうです。

 

「冬でも汗が止まらなくなって、耐えがたいのぼせ感が起きて、一時期は電車やバスなどに乗るのも怖かったのよ。でも、漢方薬を飲み始めてから随分と楽になったわ」

 

友人の話を聞いたまき子さんは、漢方を試してみることにしました。

 

冬なのにホットフラッシュに悩む女性は多い!?

早速、友人に教えてもらった漢方薬局へ相談に行ったまき子さん。

 

「ホットフラッシュは、更年期の女性ホルモンの乱れが自律神経を不安定にするため、体温や汗の調節がうまくできなくなって生じます。とくに、冬のホットフラッシュに困っている女性は多いようですね」

 

こう薬剤師に説明されたまき子さんは、「自分だけじゃない」と知ってほっとしたそうです。

 

「今までホットフラッシュがつらくても、『更年期だから仕方ない』と諦めていたんですが、漢方薬の服用や生活習慣の工夫で改善できると聞いて、前向きな気持ちになれました」

 

漢方薬局で処方された漢方薬は女神散(にょしんさん)

 

女神散は血(けつ)や気の巡りをよくして過剰な熱を冷まし、ホットフラッシュの改善が期待できる漢方薬です。

 

「漢方薬を飲み始めてしばらくすると、上半身のほてりと下半身の冷えがだんだんと和らいできました。もう冬は長袖を着ています。教えてもらったウォーキングも続けているので、体調もかなりよくなりました」

 

今ではホットフラッシュの症状で人目を気にすることもなく、毎日をイキイキと過ごしているそうです。

 

「根本的にホットフラッシュを改善したい」人には漢方がおすすめ

「ホットフラッシュから解放されたい」

「ホルモン補充療法には抵抗がある」

そんな方も多いのではないでしょうか。

 

漢方医学では、閉経が近づき、女性ホルモンが減少すると、自律神経や月経のリズム、ホルモンバランスが乱れるため、ホットフラッシュやのぼせの症状が出やすくなると考えられています。

ホットフラッシュは更年期障害の代表的な症状のひとつです。

 

ホットフラッシュに加えていくつもの不定愁訴があらわれる更年期の不調の改善には、日本産婦人科学会も推奨している漢方薬がおすすめです。

自然成分がからだにやさしく働く漢方薬なら、毎日のむだけで、お悩みの症状の解決と、根本的な体質改善を目指せるでしょう。

更年期のホットフラッシュの改善には、以下の漢方薬が使われることがあります。

 

<更年期のホットフラッシュにおすすめの漢方薬>

  • 加味逍遙散(かみしょうようさん):イライラや頭痛も気になる方に。
  • 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん):月経痛や冷えのぼせも気になる方に。
  • 六味丸(ろくみがん):のぼせや手足のほてりも気になる方に。

 

漢方薬を選ぶ際は、ご自身の体質や状態に合っていることがとても大切です。

うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。

どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるためには、専門家の力を借りるのがおすすめです。

 

漢方薬局や病院へ足を運ぶのは敷居が高い、対面では相談しにくいという方は、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。

AI(人工知能)を活用したオンライン漢方サービスなら、気軽に漢方の専門家に相談できます。お手頃価格で個人に効く漢方を見極め、自宅に郵送してくれますよ。

 

 

更年期のホットフラッシュには漢方薬を試してみて!

あなたを悩ます多汗やほてりは更年期のホットフラッシュが原因かもしれません。

一人で我慢せずに専門家に相談してみませんか?

漢方でからだの内側からバランスを整えて、更年期も笑顔で毎日を過ごしていきましょう。

 

<この記事を書いた人>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 清水みゆき
漢方薬・生薬認定薬剤師  JAMHA認定ハーバルセラピスト
製薬企業の研究所勤務を経て、漢方調剤薬局に8年間勤務。漢方薬の服薬指導、食事や養生法での健康づくりのサポート、ハーブティーやアロマの相談販売に従事。
現在も漢方調剤薬局で薬剤師として働きながら、「ママのためのやさしい漢方」のサイト運営や漢方やハーブの通信講座やセミナー講師としても活動中です。

 

 

≪あんしん漢方 薬剤師  清水 みゆきさんの他の記事をチェック!≫

 

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