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「不」をなくす。不誠実な取引先に対して、私が「勇気を振り絞って」とったアクションとは?

OTONA SALONE / 2022年6月25日 20時0分

こんにちは。エシカルアクセサリーメーカースプリング代表の、立花佳代です。私たちは、2008年、インドの小さな村でのオリジナルアクセサリー開発に着手し、約5年の苦労の末、2013年に「MAYGLOBE by Tribaluxe」(メイグローブバイトライバラクス)というブランドを立ち上げました。その結果、それまで産業のなかった村に産業を根付かせ、女性たちの自立をうながすことにつながっています。

 

エシカル起業した立場での「手の届く範囲のSDGs」を解説する連載。今回は、SDGsが誤解されがちなポイントに焦点を当ててみます。まず、「SDGs」という言葉を聞くと、自分とかけ離れた世界が舞台になっているよな、大仰で、身近に捉えづらいという印象はないでしょうか。

 

 

日本を「先進国」だと思い込んでいるけれど…SDGsでは「全ての国が途上国」

SDGsは日本語で「持続可能な開発目標」と表現されます。その「開発」という単語から、発展途上国の課題だとイメージする方もいるかもしれません。

 

でも実は、先進国を含めたすべての国が「SDGs途上国」として位置付けられているのです。地球レベルでの気候変動のほか、先進国での生産や消費、人権やジェンダー、雇用なども対象で、誰にとっても暮らしやすい環境を追求することがSDGsの目的です。

 

それはつまり、日本で暮らす私たちも対象だということ。自分が暮らしやすくするためにどうしたらいいかという視点で考えることが、第一歩になります。たとえば、道端や浜辺に落ちているゴミを拾うことも、立派なSDGsになるのです。

 

 

「不幸」「不可能」……まずは、目の前の「不」を課題と捉え、何とかしてみましょう

意識するときのコツは、身の回りの「不」を見つけること。不和、不幸せ、不可能…。それらを見逃してしまうと、心のどこかに、いつまでも引っかかり続けます。でも勇気を出してその「不」を取り除けば、状況は180度変わります。

 

創業したてのころ、従業員が取引先から無下に扱われる出来事がありました。「不誠実」と感じた私は、思い切ってその取引先と関係を解消しました。すると、その後すぐに誠実な取引先と出会い、事業を発展させることができたのです。これは、SDGsの「8.働きがいも経済成長も」という項目にあてはまります。

 

このことで、心のどこかで「不」を感じたときは、自分が正しいと思えることを表明し、勇気を持って行動したほうが絶対にいいと身をもって実感しました。取引先を失うことはすごく怖かったですが、この決断をしたからこそ、大切な人たちを守り、自分も幸せになることができたと思います。

 

たとえば、老後がどうなるかわからないという「不安」に対しては、今のうちから情報を集めて準備しておく。それは、「3.すべての人に健康と福祉を」「10.人の不平等をなくす」という項目にあてはまります。

 

また、苦手な同僚と一緒にいるのが「不快」なら、まずその同僚を観察してみる。すると異なる立場にいる相手を知ろうとすることで「16.平和と公正をすべての人に」のきっかけになるかもしれません。

 

私たちの暮らしている環境は、SDGs発展途上。そう考えて、あなたも身近な「不」を解消してみませんか。

 

 

≪OTONA SALONE編集部 井一美穂さんの他の記事をチェック!≫

 

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